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文化財の概要コンテンツ

文化財名称きゅうきっかわけいわくにじむしょ
旧吉川家岩国事務所
指定県指定
市町岩国市区分有形文化財時代昭和
一般向け
説明
 事務所、倉庫、便所の3棟からなる。事務所は、木造、寄棟造、2階建、桟瓦葺、床面積234.28㎡。倉庫は、木造、切妻造、2階建、桟瓦葺、床面積79.52㎡。便所は、木造、切妻造、平屋建、桟瓦葺、床面積14.30㎡(渡り廊下を含める)。
 事務所は平屋建の事務室棟と2階建をL字形に配置し、事務室の後方に便所と倉庫を設ける。1階には玄関、職員入口、事務室、応接室、小使室、食堂を設け、廊下によって北東側の吉川邸に接続していた。2階は和室10畳2室と南東側に廊下を配置する。事務所南西側に突き出た小部屋が昭和12年(1937)の増築である。倉庫は伝統的な土蔵造であるが、外壁表面は杉材を竪羽目板張りにしている。竣工後に改変された箇所は、1階では表玄関、応接室や食堂の壁仕上げや建具などであり、2階では北西面の廊下が付け加えられ、それに伴い磨き丸太の出桁が設けられ、数奇屋風の軒裏は天井で隠されている。
 この建物は、昭和6年(1931)、吉川家岩国事務所として建設された。昭和45年頃から平成20年まで「岩国市青年の家」として使用され、現在は岩国徴古館の付属施設である。設計は堀口捨己(1895~1984)で、外部・内部ともに、ほぼ建設当時の姿をとどめている。
 事務室の開口部のデザインや室の雰囲気などに初期の堀口の作風がよく出ていること、サッシュも含めて当初のものがよく残っていること、堀口の初期の作品で現存するのはいずれも洋風のものであるので、彼の系譜をたどる上で、特に和室研究の過程を知るうえで重要である。
 この建物は、堀口が西洋建築を学んだあと、日本建築の研究を開始し、日本的なものを建築作品に反映させようと考え始めたころの作品にあたる。平面・構造が簡素明快であること、左右非相称、無装飾、素材の美の尊重など、建物全体に堀口の考えた日本的なものが現れている。みどころは事務室で、部屋の両側いっぱいにとられた連続する引違い窓の連続、大きな格縁天井など、近代的に解釈した和風デザインが取り入れられている。
小学生向け
説明
 事務所、倉庫、便所の3つの建物からできています。
 事務所は平屋建の事務室部分と2階建をL字形におき、事務室の後方に便所と倉庫をおいています。1階には玄関、職員入口、事務室、応接室、小使室、食堂をおき、廊下によって北東側の吉川邸につづいていました。2階は和室10畳2室と南東側に廊下をおいています。倉庫は伝統的な土蔵造ですが、外壁表面は杉材の板を縦方向に張っています。
 この建物は、昭和6年(1931)、吉川家岩国事務所として建てられました。昭和45年頃から平成20年まで「岩国市青年の家」として使用され、現在は岩国徴古館の付属施設です。設計は堀口捨己(ほりぐちすてみ。1895~1984)で、ほぼ建設当時の姿をとどめています。
 建物全体に堀口の考えた日本的なものが現れており、みどころは事務室で、部屋の両側いっぱいに連続する窓、大きな格縁天井(ごうぶちてんじょう。木を格子(こうし。碁盤の目のように縦横に組み合わせたもの)に組んで、上に板を張った天井)など、近代的な和風デザインが取り入れられています。
画像<旧吉川家岩国事務所>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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