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2019/01/11 【ニュース】社会教育・文化財課の取組「学べる!文化財講座」について

 社会教育・文化財課では、県民がふるさとに対する誇りや文化財愛護の精神をもつことができるよう様々な取り組みを進めています。今回はその一つである「学べる!文化財講座」について紹介します。

 「学べる!文化財講座」は、ふるさとに誇りと愛着をもって主体的に社会に参画できる子どもたちの心や態度の育成を目的に、県内の小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等を対象に地域の文化財に関する出前講座を実施するものです。扱う内容によって、山口県にある文化財(史跡、名勝、天然記念物、無形文化財等)について学ぶ「ふるさとの文化財に関する講座」や、特に今年は明治150年であることから、明治維新を成し遂げた先人たちの偉業等を通じて、ふるさとへの誇りと貴重な文化財を次世代へ引き継ぐことの重要さを学ぶ「明治150年記念文化財講座」に分けられます。講師は、博物館の学芸員、各市町の文化財課職員、文化財の関係者、文化財の保護啓発活動を担っている方等々、学校からの要望に応える形で、スペシャリストにお願いしています。

 今年は14件の申し込みがありました。残念ながら台風や豪雨により2件が中止になりましたが、12件の講座を開講しました。






 一部ですが、今年の講座の内容や子どもたちの感想を紹介します。
・美祢市立豊田前中学校
 テーマ:ふるさとの文化財に関する講座「大嶺炭田(無煙炭)の歩み」
 講 師:山本富男さん(山陽無煙鉱業所 元従業員)
 対 象:3年生
 内 容:かつてとても賑やかだった大嶺炭田や大嶺地区の様子、大嶺炭田でとれる無煙炭の良質さ、当時の日本での大嶺炭田の無煙炭の重要さを紹介する内容
 感 想:Aさん「美祢がこんなにも日本に貢献していたことを知って嬉しい。私たちが(大嶺炭田のことを)伝えていかなければならないと思った。」
・山口県立山口中央高等学校
 テーマ:明治150年記念文化財講演「幕末動乱と長州藩~明治維新を学ぶ~」
 講 師:柴原直樹さん(毛利博物館 館長代理)
 対 象:全学年、保護者
 内 容:久坂玄瑞が高杉晋作に宛てた手紙を題材に、内容について久坂や高杉の藩の中での立場や時代背景を踏まえて解説した。史料だけでは見えてこない歴史の読み方を生徒に示す内容
 感 想:Bさん「歴史上の人物が残していったことから学び、未来を生きる指針を得ることが大切なんだと思った。」
     C君「明治維新を作り上げた長州をこの講演を通してあらためて好きになれた。」






・萩市立明倫小学校
 テーマ:明治150年文化財講座「ふるさとのよさを発見しよう~萩のまちクイズ~」
 講 師:山口泉さん(萩しーまーと 駅長)
 対 象:3年生
 内 容:吉田松陰の生涯を様々なエピソード(9歳で藩校明倫館の兵学師範、11歳で御前講義、全国遊歴、黒船来航等)により解説した。また、松下村塾で学んだ人や学んだ内容等、どのような場所であったか説明する内容
 感 想:Dさん「(松陰先生が)私たちぐらいの年なのに勉強を教えられてすごいです。」
     E君「松陰先生は外国の事をもっと知らないと強くなれないと思い、外国行きの船に乗ろうとして処刑されてかわいそうでした。」

 講師の方が共通して話されていたのは、「文化財を守り伝えることの大切さ」です。現在の私たちが昔のことを知り、貴重な文化財を見ることができるのは、多くの人たちの努力によって、文化財がずっと守られてきたからです。私たちが受け継いできた文化財を、遠い未来の子どもたちにも伝えていかなければいけないと改めて考えさせられました。

 これからも「学べる!文化財講座」によって、歴史と文化財が豊かにある山口県の素晴らしさを伝えることができたら、社会教育・文化財課の職員としてとても嬉しいです。(K)



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