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2019/11/29 【文化財小話】山口県文化財愛護協会

 9月12日(木)に令和元年度の山口県文化財愛護協会(以下「愛護協会」)の総会・講演会が開催されました。愛護協会は、昭和45年(1970年)の創立です。昭和40年代は高度経済成長により、自然環境や先人が残してきた歴史的遺産の破壊が進みました。このため、全国的に文化財愛護運動が盛んとなり、全国で文化財愛護のための団体が設立されました。文化庁もこの時期にあたります。


 文化財愛護シンボルマークは、昭和41年(1966)に定められたものです。広げた両手の手のひらのパターンによって、日本建築の重要な要素である斗栱(ときょう、組みもののこと)イメージを表し、これを3つ重ねることにより、文化財という民族の遺産を過去、現在、未来にわたり永遠に伝承していくという愛護精神を象徴したものです。

 総会・講演会当日は、会員等約50名が参加し、令和元年度の事業計画や予算案についての審議が行われ、承認を得ました。また、講演会では、今年2月に新たに国指定史跡となった下関市の勝山御殿跡について、下関市教育委員会の担当者に御説明いただきました。
 愛護協会では、会誌『山口県文化財』を年1回刊行しています。県内で新たに指定となった文化財や、修復・整備の終わった文化財の紹介、県内各地の文化財愛護活動についての報告など、さまざまな文化財に関する情報を掲載しています。また、年2回文化財愛護教室を開催し、文化財への知見を深めていただく機会としています。助成事業として、県内各地の郷土史研究会などの団体の文化財研修事業(講演会、視察等)への助成や、子ども会の文化財愛護活動(祭礼等への参加や寺社等の清掃など)に対する助成を行っています。毎年秋には、文化財保護強調週間のポスターを作成し、県内各地に配布しています。

 今年4月に改正文化財保護法が施行されました。その趣旨は、文化財の所有者や行政だけでなく、地域社会総がかりで文化財を保存・活用していこう、というものです。愛護協会も、「地域社会総がかり」を構成するひとつの組織だと思います。現在、会員数は約500で、個人をはじめ企業や寺社、各地の郷土史研究会などにも御入会いただいています。個人会員は年会費1,000円です。入会は随時受け付けていますので、下記の連絡先までお気軽にお問い合わせください。(慎)

 〒753-8501 山口市滝町1-1
 山口県文化財愛護協会(山口県教育庁社会教育・文化財課内)
 電話083-933-4666



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