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文化財要録コンテンツ

名称関連文化財名称紙本墨書吾妻鏡
要録名称

紙本墨書吾妻鏡 四十七冊竝ニ年譜一冊  

 第四十七冊ニ大永二年右田弘詮書写ノ奥書アリ 

指定関連指定区分・種類重要文化財(書跡)
指定年月日

昭和9年1月30日 (文部省告示 第23号) 国宝(旧)

昭和25年8月29日 文化財保護法施行により重要文化財

所在地関連所在地吉川史料館(岩国市横山2-7-3)
所有者関連所有者財団法人吉川報效会


文化財詳細
制作等の年代又は時代
室町時代 大永2年(1522)

員数
四八冊

製作者
右田弘詮写

品質及び形状
紙本墨書、冊子装

寸法又は法量
縦27.1cm、横20.9cm

参考情報関連
参考情報

 右田弘詮は陶氏の出で、陶晴賢の祖父陶弘護の弟に当る。大内政弘の信任を得て、文明11年(1479)兄弘護に代って筑前守護代となった。弘詮の子隆康は陶晴賢の乱に戦死し、大内氏の滅亡後はその文学関係書の多くが毛利氏に帰したので文学を特に愛好した吉川元春が請うて襲蔵したものらしく、世に吉川本吾妻鏡として著聞する。 

 吾妻鏡は、治承4年より文治3年に至る87年間の鎌倉幕府の記録で、曲筆の箇所もないではないが、当時の事情がある程度詳細に記述されており、鎌倉時代研究に不可欠の史料である。




地図



画像
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