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文化財要録コンテンツ

名称関連文化財名称長門国鋳銭遺物
要録名称

長門国鋳銭遺物 

 一、和同開珎銭ぱん残欠 

 一、坩堝残欠 

 一、鞴口残欠 

 一、和同開珎 

指定関連指定区分・種類重要文化財(考古資料)
指定年月日昭和39年1月28日 (文化財保護委員会告示 第3号) 考第262号
所在地関連所在地下関市立長府博物館
所有者関連所有者下関市


文化財詳細
制作等の年代又は時代
奈良時代

員数

和同開珎銭簿残欠 12個

坩堝残欠 3個

鞴口残欠 4個

和同開珎 1枚



品質及び形状

[和同開珎銭笵残欠]

 極めて粒の細い土を焼いて作ったものである。いずれも断片で、その原形は明らかでないが、湯道(幅約0.8cm)に沿って、その両側に銭型(径約2.4cm)が並んでいる。

 銭笵には「和同開珎」の銭文のあるものと、素文のものとの2種がある。銭文のあるものは中央の方孔の部分がやや凸出し、周縁と孔廓及び銭文の箇所が少し窪んでいる。素文のものは方孔の部と周縁がわずかに窪んでいる。覚苑寺所蔵のものの中には、湯道に尚溶銅の付着しているものが1個ある。

 総体風化甚しく極めて脆弱である。

[坩堝残欠]

 砂まじりの粘土で作られた厚手の腕形の器で、口縁に注口を付している。いずれも断片であるが、その大きさは径17cm内外、高さ約7~8cmであったと推定される。外側は黄褐色ないし灰色を呈し、内面及び口辺には銅滓が付着している。

[鞴口残欠]

 小石を含んだ粘土製漏斗状のもので、内部は送風のための円孔を貫いている(孔径2.8~4cm)。口せばまった方の先端には黒褐色の付着物がみられる。

[和同開弥]

 銅銭。鋳造の際、湯まわり悪く小孔ができている。周縁の幅は1~2mmで均一ではない。



寸法又は法量

[和同開珎銭笵残欠]

(1)7.4cm×4.5cm (2)4.7cm×6cm

(3)4.7cm×5.6cm (4)4.6cm×5.5cm

(5)4.8cm×3.7cm (6)5cm×3.7cm

(7)5cm×3.5cm (8)5.6cm×3.2cm

(9)4.3cm×3.2cm (10)4.8cm×4cm

(11)3.8cm×3cm (12)3.7cm×3.2cm

(13)4cm×3.9cm (員数外)

[坩堝残欠]

(1)14cm×12cm 厚さ(口縁)約2cm (底部)約3cm

(2)13.5cm×10cm 厚さ(口縁)約2cm 

(3)11.4cm×9.5cm 厚さ(口縁)約2cm

[鞴口残欠]

(1)長さ(現存部)11.5cm 径7.5cm

(2)長さ(現存部)9.8cm 径7cm

(3)長さ(現存部)15.5cm 径9cm

(4)長さ(現存部)7cm 径6.5cm

[和同開珎]

径2.4cm 厚さ(周縁)0.1cm 




地図



画像
<長門国鋳銭遺物>関連画像001(オリジナル画像表示リンク)<長門国鋳銭遺物>関連画像002(オリジナル画像表示リンク)<長門国鋳銭遺物>関連画像003(オリジナル画像表示リンク)<長門国鋳銭遺物>関連画像004(オリジナル画像表示リンク)

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