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文化財要録コンテンツ

名称関連文化財名称山代本谷神楽舞
要録名称山代本谷神楽舞
指定関連指定区分・種類無形民俗文化財
指定年月日昭和51年3月16日 (山口県教育委員会告示 第3号) 無形民俗文化財
所在地関連所在地岩国市
所有者関連所有者

保持者関連
保持者
山代本谷神楽舞保存会

文化財詳細
時期及び場所
 毎年10月25日午後10時頃より明朝まで本谷河内五所大明神神楽殿で行う。また10月上旬から11月下旬まで、村内外の各神社で奉納することもある。

由来及び沿革
 本谷神楽舞は、享保8年(1718)山代百姓一揆以前設立されたもので神楽に関する文献(神代巻)が80数年前大火により焼失したため、はっきりした由来は不明であるが、古寺成君寺住職のいいつたえによれば、百姓一揆にかかわる五郎左衛門斬首の際、本谷神楽舞を舞うよう言を残して此の世を去ったことから始まったという。

内容

(1)禊祓

 調子は五調子ではじまり75でん、その後また五調子、これははじめに神楽殿及び神楽人を祓い潔める儀式となるものである。

(2)御神楽

 この舞は、天の岩戸の前で、あめのうずめのみことが舞われた場面の再現である。

(3)導きの神

 これは天孫降臨の際の道案内をされた猿田彦が雲を払いのけ道案内をされる場面である。

(4)恵比須舞

 これは、いわゆる恵比須神が、近くの浜辺(稲佐の浜)で鯛をつられる場である。

(5)荒神舞

(6)七夕舞

(7)天の岩戸開き

(8)柴鬼神

 この舞は、すさのおのみことが名をかくして荒平大神となり乱暴されるのを、天照大神がおさとしになり、文言にて素性を明される舞である。

(9)那須野が原

(10)薙刀舞

(11)大江山

(12)大蛇退治

 これは素戔鳴尊が、出雲国ひの川をさかのぼられた際、2人のおきなが、姫を中にして泣いている理由を聞き、姫にかわって大蛇を退治された古事を再現した動作である。



歌詞

 神楽歌

<本歌>

尚西州は静かにてましませよ。東方東村東宮の東御神殿に今参る。今日今晩この宮のさむらい公殿の内是きこしめせよ。ふっとう給いや思いかな。正位はくもりや正一や、青葉の笛を笛きならし、さっさとはつづみの音、こんりんとは鈴の音、みをやその神々の一定視界の御身こそ、門の彼方に立ったりや。

<掛歌>

1.春くれば春くれば木の芽も芽立つ竜の春、未だ幼きは萩の青葉よー。

2.うぐゆすはうぐゆすは、梅の小枝にひるねして花の散るさを夢にみる。

3.夏山や夏山や、木々の梢のかたかげしょー。

4.七夕や七夕や、天の川原の七夕や、川へだて恋をなさるる。

5.知らぬ子が知らぬ子が、知らぬみの着て傘さして、宿かりかねて泣くぞかなしき。 




画像
<山代本谷神楽舞>関連画像001(オリジナル画像表示リンク)<山代本谷神楽舞>関連画像002(オリジナル画像表示リンク)

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