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文化財の概要

文化財名称

周防国分寺旧境内

文化財名称(よみがな)

すおうこくぶんじきゅうけいだい

市町

防府市

指定


区分

記念物

時代

奈良時代

一般向け説明

  周防国分寺は、741年(天平13)の創建後平安時代には衰微したが、鎌倉時代、周防国が総国分寺である東大寺の経費の支出をまかなう料国(りょうこく)となったのを契機に再興の機運が起こり、その後の大内氏、続いて毛利氏の保護によって維持された。由緒深く、また国衙跡に近接しているということから、諸国にある国分寺の中でも特に重要なものである。境内も旧規模を留めており、創建当時の南大門・中門・金堂の位置もほぼ認められ、塔跡の所在も明かにされている。
  現在見られる仁王門・金堂は後に建築されたものである。
 国分寺の近くには国の史跡に指定されている周防国衙跡がある。

小学生向け説明

  周防国分寺は、奈良時代の741年(天平13)、現在の防府市の国分寺山に建てられました。ちかくには国の史跡に指定されている周防国衙(すおうこくが)の跡があります。
 周防国分寺は、国司の役所である国衙にちかいということから、各地方にある国分寺のなかでも特に重要なものでした。
 つくられた当時の南大門・中門・金堂があった位置もほぼ認められ、塔のあったところも明らかにされています。

文化財要録

要録名称

周防国分寺旧境内

指定区分・種類

史跡

指定年月日

昭和32年7月10日(文化財保護委員会告示第52号)

所在地

防府市国分寺町

所有者

管理者

防府市(昭和34年7月17日指定)

参考情報

昭和29・30年度 発掘調査(国分寺町2578の12、29)
昭和56年度 発掘調査(国分寺町2579の11)

地図

画像

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