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文化財の概要

文化財名称

木屋川・音信川ゲンジボタル発生地

文化財名称(よみがな)

こやがわ・おとずれがわげんじぼたるはっせいち

市町

長門市

指定


区分

記念物

一般向け説明

  木屋川のゲンジボタルは、昔から「豊田ホタル」と呼ばれて親しまれていた。また、音信川のゲンジボタルは、温泉郷湯本で清流のせせらぎと飛び交うホタルとして有名で、支流の大寧寺(たいねいじ)川で華麗なほたる合戦が見られるほどであった。しかし、観光客が捕ったり、営業用に乱獲されたりして減少してきたので、天然記念物に指定して保護している。
  木屋川のゲンジボタルも音信川のゲンジボタルも同種であるが、音信川流域は日本海岸に面しているので、発生期が木屋川よりも少し遅れる。最盛期は木屋川が六月十日ごろであり、音信川は六月二十日ごろである。
   ゲンジボタルはわが国では最大のホタルで、体長は12~18mm、黒色でさらに黒色の毛でおおわれる。幼虫は清流に住み、カワニナなどを食する。指定区域は下関市豊田町、長門市にわたり非常に広い。地区内の小中学校でホタルの飼育・増殖の研究に取り組んでいる。

小学生向け説明

  木屋川のゲンジボタルは、むかしから「豊田ホタル」と呼ばれて親しまれています。音信川のゲンジボタルは、湯本温泉の清流のせせらぎに飛びかうホタルとして有名です。木屋川のゲンジボタルも音信川のゲンジボタルも同じ種類ですが、ホタルのもっとも多い時期は、木屋川が6月10日ごろであり、音信川は6月20日ごろと少しおくれます。
 ゲンジボタルはわが国ではもっとも大きなホタルで、体長は12~18mm、黒色で、さらに黒色の毛でおおわれています。幼虫は清流に住み、カワニナなどを食べます。

文化財要録

要録名称

木屋川・音信川ゲンジボタル発生地

指定区分・種類

天然記念物

指定年月日

昭和32年10月16日 (文化財保護委員会告示 第73号)

所在地

長門市音信川流域 下関市豊田町木屋川流域

所有者

豊田湖一円(山口県)
国土交通省

管理者

昭和33年6月11日 (文化財保護委員会告示 第49号)
長門市〔長門市の区域内の木屋川及び音信川の指定地域〕
豊田町〔豊田町の区域内の木屋川及び豊田湖一円の指定地域〕

参考情報

       木屋川    音信川
発生時期 5月20日頃  6月1日頃
最盛期   6月10日頃  6月20日頃
終末期   7月10日頃  7月15日頃

画像

木屋川・音信川ゲンジボタル発生地 関連画像001

木屋川・音信川ゲンジボタル発生地 関連画像002

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木屋川・音信川ゲンジボタル発生地 関連画像004

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