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文化財の概要

文化財名称

紙本墨書周防国阿弥陀寺寺田畠注文

文化財名称(よみがな)

しほんぼくしょすおうのくにあみだじでんばたちゅうもん

市町

防府市

指定


区分

重要文化財

時代

鎌倉時代

一般向け説明

 周防国阿弥陀寺は、1187年(文治3)俊乗房重源により、後白河法王の祈願所として建てられた。1200年(正治2)には寺の領地として田畠26ヘクタールが定められた。
 本書はその時の寺の領地の記録で、俊乗房重源の印判や多々良(大内)弘盛など周防国府の役人(出勤した45名)の署名、花押(判)がある。
 本書は周防国府の役人であった家に伝わるもので、本書と同じものが阿弥陀寺(重要文化財)にもある。

小学生向け説明

 防府市の阿弥陀寺は、鎌倉時代の初めごろに俊乗房重源(東大寺再建の責任者)によって建てられました。1200年には寺の領地として、田畠26ヘクタールがみとめられました。
 本書は、その時の寺の領地の記録で、俊乗房重源の印判や多々良弘盛(室町時代に勢力があった大内氏の先祖)など周防国府(こくふ)の役人(45名)のサインがあります。

文化財要録

要録名称

紙本墨書周防国阿弥陀寺寺田畠注文(正治二年十月 日) 

指定区分・種類

重要文化財(書跡)

指定年月日

昭和11年5月6日 (文部省告示 第226号) 国宝(旧)
昭和25年8月29日 文化財保護法施行により重要文化財

所有者

制作等の年代又は時代

鎌倉時代

員数

一巻

品質及び形状

紙本墨書、巻子装

寸法又は法量

縦54.54cm、全長575.7cm

地図

画像