朝田墳墓群
あさだふんぼぐん
山口市
国
記念物
弥生時代
朝田墳墓群は、山口市朝田の丘陵にある、弥生時代後半から古墳時代後半にわたる大墳墓群。
発掘調査により、木棺墓6、箱式石棺墓13、壷棺墓4、周溝墓(浅い溝を巡らし封土をもたない墓)8、石蓋土壙墓(せきがいどこうぼ=地表面を堀りくぼめて造られた墓穴)8、横穴古墳(丘陵の回りに横に穴をあけて墓としたもの)1、横穴式石室墳(石室を設け複数回の埋葬ができる墓)1が確認された。
この墳墓群は木棺墓が最初に造られ、次いで箱式石棺と壷棺墓、さらに周溝墓と石蓋土壙墓へと移り、最後に古墳が造られるという弥生時代の集団墓から古墳時代の個人墓への変化の過程を知る重要な遺跡。
現在は公園として整備されている。
朝田墳墓群は、山口市朝田の丘のうえにあります。
弥生時代後半から古墳時代後半までの長いあいだをかけて、多くの墓がつくられました。ここにある多くの墓の古墳は、 弥生時代の集団の墓から古墳時代の個人の墓へと変化しています。集団墓から個人墓への移り変わりを知るうえで重要な遺跡です。今は公園として整備されています。
朝田墳墓群
史跡
昭和57年(1982)4月30日(文部省告示 第68号)
(1) 山口県山口市朝田字赤岸
(2) 同 吉敷字上南谷
(1)山口県 (2)山口市
(国指定以前の経過)
一般国道(山口バイパス)の建設に伴ない昭和50年度に山口県教育委員会が調査し、調査終了後埋め戻し遺構の保存を図っていた。
(参考)報告書「朝田古墳群Ⅰ・木崎遺跡」(山口県教育委員会、1976年3月刊)
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