若山城跡
わかやまじょうあと
周南市
県
記念物
室町時代
若山城は、周南市福川と周南市夜市とにまたがる若山(標高217m)の山頂にある山城。造られたのは1470年(文明2)ごろと考えられており、1555年(弘治1)に毛利元就によって壊されるまで、大内氏の重臣陶氏の本城であった。
若山の頂上を本丸とし、西の丸・蔵屋敷、南東に二の丸・三の丸が連続して配置されており、周囲には壇床(だんとこ)とよばれる階段状の小さな平坦地や空堀、縦の空堀(竪堀)などの防御施設がある。
若山城跡の構えや防御施設の配置は、中世後期の山城の典型的な姿を示しており、同時代の歴史的推移や築城技術を知る上で貴重な遺跡である。
若山城跡は、現在の周南市福川と周南市夜市とにまたがる若山の山頂にある山城の跡です。
城がつくられたのは、室町時代の1470年(文明2)頃と考えられています。その後、1555年(弘治1)に毛利元就によって壊されるまで、大内氏の重要な家臣であった陶氏の本城でした。 中世後期の山城としての特徴を示しています。
若山城跡
史跡
昭和62年(1987)3月27日(山口県教育委員会告示 第2号)
昭和62年9月4日 徳山市・新南陽市(山口県教育委員会告示 第3号)→周南市
(県指定以前の経過)
新南陽市教育委員会・徳山市教育委員会(若山城趾調査報告書」(1985年3月刊)
昭和62年5月8日 若山城跡保存協議会設立
(参考)「若山城の遺構と縄張について」(村田修三、「山口県文化財」第17号、1987年3月刊)
(県指定以前の経過)
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