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文化財の概要

文化財名称

国森古墳

文化財名称(よみがな)

くにもりこふん

市町

田布施町

指定


区分

記念物

時代

古墳時代

一般向け説明

  国森古墳は、田布施川に臨む標高約41mの丘陵の突端部に造られた古墳時代初期の、方形に土を盛り上げた方墳。墳丘の規模は、南北は約27.5mと見られ、東西は張り出し部を含めて約30m、高さ約4m。頂上の部分には南北の長さ8.6m、東西の幅6m、深さ約1.5mの二段掘りの大きな墓穴が掘られ、粘土の床の上に箱型木棺が納められていた。
  多数の副葬品から3世紀の終わりころもしくは4世紀前半に造られたと推定される。
 山口県で定形化された前方後円墳が登場する以前の古墳として、極めて重要である。

小学生向け説明

  国森古墳は、古墳時代初期の方墳(方形に土をもりあげてつくった古墳)です。
 3世紀の終わりか4世紀前半につくられたと考えられています。
 粘土(ねんど)の床のうえに箱型木棺がおさめられていました。
 山口県地方では、前方後円墳があらわれる前の古墳として、重要な意味をもっています。
 田布施町の田布施川に面した丘にあります。

文化財要録

要録名称

国森古墳

指定区分・種類

史跡

指定年月日

昭和63年(1988)11月25日 (山口県教育委員会告示 第7号)

所在地

熊毛郡田布施町大字川西字下大力41並びに字国森111及び112

所有者

管理者

平成3年3月29日 田布施町(山口県教育委員会告示 第2号)

参考情報

(指定以前の経過)
 昭和62年度 発掘調査(田布施町教育委員会 国庫補助) 報告書「国森古墳」(田布施町教育委員会・1988年3月刊)

地図

画像

国森古墳 関連画像001

国森古墳 関連画像002