山口県の文化財

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文化財の概要

文化財名称

正福寺のイブキ

文化財名称(よみがな)

しょうふくじのいぶき

市町

山口市

指定


区分

記念物

一般向け説明

 イブキはヒノキ科に属し、ビャクシン、イブキビャクシン、シンパクなどと呼ばれる。正福寺は、山口駅の北西約500mにある。天文年間(1532~1554)に毛利元就の家臣が開いたといわれ、1607年(慶長12)に現在地に移った寺である。このイブキは、正福寺が現在地に建てられたとき植えられたといわれ、樹齢は400年に近いと思われる。
 本堂左前にあり、根元の周囲6.1m、目の高さの幹周り3m、高さ16m、樹皮はらせん状に曲がり、県下屈指の巨木である。2000年(平成12)11月現在、1992年(平成4)発行の「山口県の文化財」の写真と比べると、樹冠と本堂側の枝は枯れ枝が多くなっている。
 イブキは本州では宮城県より南、四国、九州、沖縄などの比較的海岸地帯に散在する。樹皮はらせん状に曲がり、葉は濃緑色でうろこ状である。園芸品種の多いイブキの変異の研究を進める上でも重要な木といわれている。

小学生向け説明

 イブキはヒノキの仲間で、ビャクシン、イブキビャクシン、シンパクなどと呼ばれます。正福寺は、山口駅のちかくにあり、このイブキは、室町時代に正福寺がこの地に建てられたとき植えられたといわれ、樹れいはおよそ400年とおもわれます。高さ16m、樹皮はらせん状に曲がり、県内でも指折りの巨木です。しかし、以前に比べると少しかれた枝が多くなっています。

文化財要録

要録名称

正福寺のイブキ

指定区分・種類

天然記念物

指定年月日

昭和59年(1984)11月2日 (山口県教育委員会告示 第6号)

所在地

山口市駅通り2丁目44番地の2

所有者

宗教法人 正福寺

参考情報

(指定以前の経過)
昭和15年8月20日 第2類天然記念物として指定(告示第546号)
昭和31年1月23日 同前の指定解除(文化財保護委員会第4号)

地図

画像

正福寺のイブキ 関連画像001

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