若月家の臥竜松
わかつきけのがりゅうまつ
防府市
県
記念物
このマツは、防府市の若月家の前庭にあるゴヨウマツ。江戸時代初期に植えられたものと伝えられ、樹齢300年~400年と推定される。
高さ1.8mのところで二つに分かれる。一つは立枝となり、地上3.3mのところから無数の枝を出し、直径4.2mの見事な笠形をなしている。他は横枝となって、高さ約2.4mの頭上を水平に北東方向に大きく伸び、前庭の高さ1.6mの塀を越えて、屋敷の前面を囲い込む勢いである。その全長は33mに達し、全国一という。横枝の最大幹周り2.13mで、横枝には2~3mおきに枝が出ていて、さらに分かれた小枝がきれいな笠形に整えられている。笠の大きいものは直径約2~3mもある。
長く伸びる横枝の姿がまるで竜が伏しているようで、臥竜松といわれる。また、横枝の下面にコブ状の突起物を生じているのが面白い。
このマツは、防府市の若月家にあるゴヨウマツで、樹れい300年~400年と推定されています。高さ約2mのところで二つに分かれ、一つは上にのび、地上約3mのところから多くの枝を出し、直径約4mのみごとな笠(かさ)形をしています。他は横枝となり、地上約2mの高さを水平にのび、へいをこえ、やしきの前を囲い込む勢いです。長さは約33mで、全国一といわれています。横枝には2~3mおきに枝が出ていて、それぞれの枝は直径2~3mのきれいな笠形に整えられています。
若月家の臥竜松
天然記念物
平成2年(1990)3月30日(山口県教育委員会告示 第3号)
防府市大字大崎933番地の1
若月三彦
昭和52年8月1日、「若月家の臥竜松」として防府市指定文化財(天然記念物)に指定された。
樹冠の維持と成長を保護するために、剪定と消毒を毎年定期的に実施している。また、水平に伸びる横枝の主幹部を維持するために支柱で補強をしている。
〔国内ゴヨウマツ一覧〕(指定説明参照)
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