長門鋳銭所跡
ながとちゅうせんしょあと
下関市
国
記念物
奈良時代
長門鋳銭所跡は古代の貨幣鋳造機関の遺跡。下関市長府国分寺跡の西北部にあたり、現在は覚苑寺(かくおんじ)境内及び畑地となっている。遺跡の地下60~90㎝の土中から和同開珎を作ったときの遺物等が出土したことにより長門鋳銭所として国史跡に指定された。長門鋳銭所は、おそくとも奈良時代の730年(天平2)頃には鋳造を開始していたと考えられている。
史跡地内からは、708年(和銅1)から鋳造が開始された貨幣である和同開珎1枚とそれを作ったときの型、るつぼや鞴口などが出土しており、これも長門国鋳銭遺物として国の重要文化財に指定されている。
鋳銭所は古代の貨幣をつくったところです。長門鋳銭所は、下関市長府国分寺の西北の地にあり、現在は覚苑寺(かくおんじ)境内となっています。ここでいつごろから貨幣をつくり始められたかはっきりしませんが、おそくとも奈良時代の730年(天平2)頃にはつくりはじめていたと考えられています。
ここからは、708年(和銅1)からつくられはじめた貨幣「和同開珎」1枚とそれを作ったときの型などが出土しており、これも国の重要文化財に指定されています。
長門鋳銭所跡
史跡
昭和4年12月17日(文部省告示第370号)
下関市大字豊浦村字下安養寺、字北逢坂、字田中
下関市←長府町(昭和5年2月19日指定)
出土品(和同開珎銭ぱん残欠12、坩堝残欠3、鞴口残欠4、和同開珎1)は「長門国鋳銭遺物」として重要文化財に指定(昭和39年1月28日指定)されている(下関市長府博物館蔵)。
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