周防鋳銭司跡
すおうのじゅぜんじあと
山口市
国
記念物
平安時代
山口市鋳銭司(すぜんじ)にある約38,500㎡にわたる周防国の鋳銭司(ちゅうせんし)の跡。鋳銭司は古代の貨幣鋳造所。周防鋳銭司は全国に置かれた鋳銭司のうちで最も長期間貨幣の鋳造が行われ、平安時代の820年代から950年にかけては唯一の貨幣鋳造所であった。これまでの発掘調査によって、工房・倉庫群・炉・井戸などの遺構や、るつぼ・ふいご口・鋳損じの銅銭をはじめとする遺物を発見している。この遺跡は古代貨幣史上、また、古代国家の経済のしくみを知るうえで重要である。
山口県には貨幣鋳造所跡として、この周防鋳銭司跡と下関市の長門鋳銭所跡とがある。
周防鋳銭司跡は古代の貨幣をつくった鋳造所の跡地です。 周防鋳銭司跡は山口市鋳銭司にあり、その地名のもとになっています。
この周防鋳銭司は、各地にあった鋳銭司のなかで、最も長いあいだ貨幣がつくられたといわれています。山口県には、古代の貨幣をつくった鋳造所として、この周防鋳銭司のほかに下関市に長門鋳銭所があります。
周防鋳銭司跡
史跡
昭和48年3月13日(文部省告示第30号)
山口市鋳銭司字大畠・四辻
山口市
出土品は山口市歴史民俗資料館に保管。
〒753-8501 山口県山口市滝町1-1
Tel:083-933-4666 Fax:083-933-4829
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