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文化財の概要

文化財名称

松室大橋

文化財名称(よみがな)

まつむろおおはし

市町

周南市

指定


区分

登録有形文化財

時代

大正

一般向け説明

 松室大橋は、錦川上流部の菅野ダムの北側にかかる道路橋で、大正9年(1920)に日本橋梁株式会社が建設した。
 下路式曲弦ポニーワーレントラス橋と鋼製単純桁橋で構成され、橋台と橋脚は石張のコンクリート造である。トラス橋には垂直材を付加して補強している。補修によりリベットの一部をボルトに置き換える等、細部の変更は加えられているが、橋梁本体に変更を加える大規模な改修は行われていない。
 建設時の原位置に現存する現役の鋼製トラスの車道橋としては国内最古の事例で、大正時代の橋梁技術を現代に伝えるものとして貴重である。

小学生向け説明

 松室大橋は、周南市の北部にかかる道路橋で、大正9年(1920)に日本橋梁株式会社が建設しました。
 水平の鋼材の上に、三角形に鋼材を組み合わせて構成されており、足元は石を張ったコンクリート製です。
 建設時と同じ位置に残る現在も使用されている同様の形の車道橋としては、国内で最も古く、大正時代の技術を現代に伝えるものとしてたいへん重要なものです。

文化財要録

要録名称

松室大橋

指定区分・種類

登録有形文化財(建造物)

指定年月日

2018.11.02(平成30.11.02)

所在地

山口県周南市大字金峰字川本1456
~大字金峰字上東松室1224

所有者

周南市

制作等の年代又は時代

大正9年(1920)

員数

一基

構造及び形式

鋼製単トラス橋、鋼製取付桁橋附属、橋長42m、幅員4.1m

地図

画像

松室大橋 関連画像001

松室大橋 関連画像002