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文化財の概要

文化財名称

旧福元家住宅主屋

文化財名称(よみがな)

きゅうふくもとけじゅうたくおもや

市町

周防大島町

指定


区分

登録有形文化財

時代

大正

一般向け説明

 旧福元家住宅主屋は、アメリカのサンフランシスコに移民し、その後貿易事業で財を成した福元長右衛門が、帰国後の大正15年(1923)に自邸として建設したものである。
 木造二階建、入母屋造の桟瓦葺。外観は和風だが、内部意匠には、欄間の彫刻等の日本の伝統的な意匠が施される一方、洋室の天井や、階段の手摺りの意匠等は西洋趣味が読み取れ、和洋折衷である。また、アメリカから持ち帰ったオーブン等の台所設備、洗面器等の衛生設備、井戸から風呂、台所へ給水を行う水道設備を備える。
 大正期の住宅の優れた意匠が随所に残ると同時に、移民生活者が持ち帰った快適な生活を求める生活文化の様子も伺うことの出来る貴重な住宅である。

小学生向け説明

 旧福元家住宅主屋は、アメリカに移民し、その後貿易事業で財を成した福元長右衛門が、帰国後、大正15年(1923)に建てた住宅です。
 木造の二階建で、屋根は瓦葺。外から見ると和風の建物ですが、内部は、日本の伝統的な意匠が施である彫刻がある一方で、洋室の天井や、階段の手摺りは西洋風です。また、アメリカから持ち帰ったオーブン等の台所設備、洗面器等の衛生設備、井戸から風呂、台所へ給水を行う水道設備を備えています。
 大正時代の住宅の特徴が残ると同時に、アメリカから持ち帰った快適な生活を求める生活文化の様子も伺うことの出来る貴重な住宅です。

文化財要録

要録名称

旧福元家住宅主屋

指定区分・種類

登録有形文化財(建造物)

指定年月日

2022.02.17(令和4.2.17)

所在地

山口県大島郡周防大島町大字西屋代字下里2144

所有者

周防大島町

制作等の年代又は時代

大正15年(1926)

員数

一棟

構造及び形式

木造2階建、瓦葺、建築面積294㎡

地図

画像

旧福元家住宅主屋 関連画像001

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