石城神社本殿
いわきじんじゃほんでん
光市
国
重要文化財
室町時代
石城神社は光市塩田に鎮座した古社である。桁行5.54m、梁間2.85m。正面入母屋造り、背面切妻造り妻入り、こけら葺き、四囲に縁をめぐらせた春日造り(かすがづくり)の建物である。社伝によると現在の本殿は1469年(文明1)に大内政弘が再建したものであるという。
春日造りとは、切妻屋根の妻を正面とし、その正面側に庇(ひさし)を付けた形式の社殿で、奈良春日大社の本殿が基本的なものであるところからその名がある。春日造りの社殿は小規模のものが多いが、石城神社本殿は大きく立派なものである。後の一間が内陣、前面二間が外陣であるが、内陣が一段高く構えられている。社殿の正面及び側面にある蛙股は、古式による秀作である。
石城神社は、光市塩田に古くからある神社です。この本殿は、室町時代に、大内政弘が建てたものといわれています。春日造り(かすがづくり)で、屋根はこけら葺き。四囲に縁をめぐらしています。春日造りとは、奈良にある春日大社(かすがたいしゃ)の本殿が基本的なものであるところからその名があります。春日造りの社殿は小さなのものが多いのですが、石城神社本殿は大きく、立派なものです。
石城神社本殿 1棟
附 宮殿1基 棟札2枚
重要文化財(建造物)
明治40年5月27日 (内務省告示 第63号) 特別保護建造物
(追加指定 昭和54年2月3日)
光市大字塩田 石城神社境内
宗教法人 石城神社
室町時代(文明元年・1469)
一棟
桁行三間、梁間一間、春日造、こけら葺、一間社、身舎側面三間、縁四周、組物出三斗庇連三斗、中備蟇股、庇繋虹梁、妻木連格子、身舎二軒正面飛檐打越二軒繁垂木、隅木入、後端間を内陣、前面二間を外陣とし、縁も後間のみ高く構える蟇股は秀作。
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