住吉神社拝殿
すみよしじんじゃはいでん
下関市
国
重要文化財
室町時代
下関市楠野の住吉神社境内にある。桁行三間(6.9m)、梁間一間(4.9m)で、屋根は一重切妻造りで桧皮(ひわだ)葺きである。妻側が正面になっている。この拝殿は本殿の正面中央に接して、これに直角に建てられている。床は低く、四方は吹き抜きである(もとは腰貫と腰板があった痕跡が残っている)。天井は化粧屋根裏である。1539年(天文8)に毛利元就が建立したと古文書に見える。木鼻、蛙股、組物などの細部手法は室町時代末期の特徴をよく表している。この種の縦に長い拝殿の遺構は少ないので、文化的意義も深い。
下関市にある住吉神社の境内にあります。室町時代の1539年に、毛利元就(もうりもとなり)が建てたという古い文書があります。木鼻、蛙股、組物などの細部装飾の作りかたは室町時代末の特徴をよく表しています。こういった縦に長い拝殿の遺構は少ないので、貴重なものです。
住吉神社拝殿 1棟
重要文化財(建造物)
昭和29年9月17日(文化財保護委員会告示 第39号) 建1,311号
下関市大字楠乃字上宮尻 住吉神社境内
宗教法人 住吉神社
室町時代(天文8年・1539年)
一棟
桁行三間、梁間一間、一重、切妻造、妻入、檜皮葺、組物出三斗、妻虹梁大瓶束、二軒繁捶木、大瓶束に蟇股状装飾あり。
〔規模〕
平面積 99.6㎡ 屋根面積 99.6㎡ 軒面積 4.8㎡
桁行 6.9m 梁間 4.9m 軒高 3.8m
棟高 6.6m
管理記録、防災施設は本殿に同じ。
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