極楽寺薬師堂
ごくらくじやくしどう
岩国市
県
有形文化財
江戸時代
極楽寺は岩国市周東町高森にある古寺で、藥師堂はその境内にある。堂は南面し、桁行三間(5.75m)、梁間三間(5.74m)、屋根は方形造りで重層、本瓦葺である。正面に唐破風造りの向拝が付く。各面は総円柱、四方に切目縁を取廻し、正面に木階がある。正面中央に桟唐戸があり両開き、その両側に華燈窓がある。上層の軒は二十扇垂木である。
この堂は梅枝薬師堂として、岩国横山の白山神社境内にあったものを、1739年(元文4)に近くの寺谷に移し、さらに1871年に極楽寺に移したものである。建築年代は江戸時代中期頃であろう。
また、内陣には禅宗様の厨子を置く。この厨子は江戸時代初期のものであるが、完好なものとして附りで県指定になっている。
極楽寺は岩国市周東町に古くからある寺で、藥師堂はその境内にあります。
この堂はもともと岩国市の白山神社にあったものです。建てられたのは江戸時代中ごろとおもわれます。
薬師堂の中に、江戸時代初めにつくられた厨子(ずし)があり、こちらもあわせて県指定になっています。
極楽寺薬師堂 1棟 附 厨子 1基
有形文化財(建造物)
昭和49年4月2日(山口県教育委員会告示 第1号)
岩国市周東町高森用田
宗教法人 極楽寺
江戸時代(元文4年、1739)
一棟
方位南面、桁行三間、梁間三間、重層屋根、方形造り、向拝一間唐破風造り、本瓦葺、全体素木造り
(基壇) 切石乱石積盛土・向拝部突出一級下る。正面木階下石階一級、柱下基礎荒切石据え、向拝土台石上に基盤を置く。階段三級。
(下層) 各面総円柱、四方切目縁取廻し、正面木階三級、切目長押腰長押付、飛貫頭貫差し、斗拱組で側桁を受く。柱間装置、正面中央間小脇付方立構え、桟唐戸絵様彫刻外定嵌込み外両開き、内側紙張格子内両開建、両脇間、地長押腰長押間、羽目板嵌込み、腰長押頭貫間、格子嵌込みの火燈窓付、飛貫頭貫間波欄間構え、両側面中央間絵様板嵌桟唐戸両外開き内側紙張障子両引分け、両端間正面同様但し波欄間後端間無し板羽目、背面中央間一間羽目板潜り付、両端間側面後端間に同じ、柱上斗拱平三ツ斗組拳鼻備え、各間結組み構え、中央間更に中央箕束を置く。桁行通肘木を通し、隅組斗拱で固め、化粧隅木を受く、軒二夕軒、平行反り捶一重軒延裏甲打、身舎柱外陣柱間、四周継虹梁繋ぎ、向拝向軒唐破風兎毛通し付柱外輪捶、柱角柱面取り、虹梁鼻付、柱間中央繰抜き絵様八蟇股備え、柱上組物三ツ斗、柱外拾斗付、菖蒲桁組物と連結、同桁内側牡丹唐草彫手狭構え、向拝柱と側柱海老虹梁繋ぎ、向拝桁菖蒲桁内虹梁に拵え軒裏、主屋飛捶を打越し、二ツ軒構え
(上層) 身舎二手先亜麻組、頭貫を通し拳鼻付台輪構え、中央間蟇股備え、両脇間箕束間斗束間羽目板嵌込み、軒小天井付、桁裏支輪波彫刻板支輪、軒二重扇捶、裏板竪板張茅負布裏甲一重、丸桁上端小穴掘、捶間面戸はめ込み隅尾捶で化粧隅木を受く。
(屋根) 真柱を延し露盤を据え、宝珠水煙付屋根、本瓦葺、上下層共隅棟及稚児棟造り
(内陣) 後部二間一と間来迎柱後退、唐様厨子設備、両脇壇二段構え、内陣柱大虹梁三周後部欠く、斗拱出組で肘木上に廻縁付、格天井組上げ、脇間化粧屋根裏虹桁繋ぎ、床拭板張り
(外陣) 天井は内陣脇間同様、内陣境黒塗格子建、内法長押上透し模様板嵌め
方位南面、桁行三間、梁間三間、重層屋根、方形造り、向拝一間唐破風造り、本瓦葺、全体素木造り
(基壇) 切石乱石積盛土・向拝部突出一級下る。正面木階下石階一級、柱下基礎荒切石据え、向拝土台石上に基盤を置く。階段三級。
(下層) 各面総円柱、四方切目縁取廻し、正面木階三級、切目長押腰長押付、飛貫頭貫差し、斗拱組で側桁を受く。柱間装置、正面中央間小脇付方立構え、桟唐戸絵様彫刻外定嵌込み外両開き、内側紙張格子内両開建、両脇間、地長押腰長押間、羽目板嵌込み、腰長押頭貫間、格子嵌込みの火燈窓付、飛貫頭貫間波欄間構え、両側面中央間絵様板嵌桟唐戸両外開き内側紙張障子両引分け、両端間正面同様但し波欄間後端間無し板羽目、背面中央間一間羽目板潜り付、両端間側面後端間に同じ、柱上斗拱平三ツ斗組拳鼻備え、各間結組み構え、中央間更に中央箕束を置く。桁行通肘木を通し、隅組斗拱で固め、化粧隅木を受く、軒二夕軒、平行反り捶一重軒延裏甲打、身舎柱外陣柱間、四周継虹梁繋ぎ、向拝向軒唐破風兎毛通し付柱外輪捶、柱角柱面取り、虹梁鼻付、柱間中央繰抜き絵様八蟇股備え、柱上組物三ツ斗、柱外拾斗付、菖蒲桁組物と連結、同桁内側牡丹唐草彫手狭構え、向拝柱と側柱海老虹梁繋ぎ、向拝桁菖蒲桁内虹梁に拵え軒裏、主屋飛捶を打越し、二ツ軒構え
(上層) 身舎二手先亜麻組、頭貫を通し拳鼻付台輪構え、中央間蟇股備え、両脇間箕束間斗束間羽目板嵌込み、軒小天井付、桁裏支輪波彫刻板支輪、軒二重扇捶、裏板竪板張茅負布裏甲一重、丸桁上端小穴掘、捶間面戸はめ込み隅尾捶で化粧隅木を受く。
(屋根) 真柱を延し露盤を据え、宝珠水煙付屋根、本瓦葺、上下層共隅棟及稚児棟造り
(内陣) 後部二間一と間来迎柱後退、唐様厨子設備、両脇壇二段構え、内陣柱大虹梁三周後部欠く、斗拱出組で肘木上に廻縁付、格天井組上げ、脇間化粧屋根裏虹桁繋ぎ、床拭板張り
(外陣) 天井は内陣脇間同様、内陣境黒塗格子建、内法長押上透し模様板嵌め
方位南面、桁行三間、梁間三間、重層屋根、方形造り、向拝一間唐破風造り、本瓦葺、全体素木造り
(基壇) 切石乱石積盛土・向拝部突出一級下る。正面木階下石階一級、柱下基礎荒切石据え、向拝土台石上に基盤を置く。階段三級。
(下層) 各面総円柱、四方切目縁取廻し、正面木階三級、切目長押腰長押付、飛貫頭貫差し、斗拱組で側桁を受く。柱間装置、正面中央間小脇付方立構え、桟唐戸絵様彫刻外定嵌込み外両開き、内側紙張格子内両開建、両脇間、地長押腰長押間、羽目板嵌込み、腰長押頭貫間、格子嵌込みの火燈窓付、飛貫頭貫間波欄間構え、両側面中央間絵様板嵌桟唐戸両外開き内側紙張障子両引分け、両端間正面同様但し波欄間後端間無し板羽目、背面中央間一間羽目板潜り付、両端間側面後端間に同じ、柱上斗拱平三ツ斗組拳鼻備え、各間結組み構え、中央間更に中央箕束を置く。桁行通肘木を通し、隅組斗拱で固め、化粧隅木を受く、軒二夕軒、平行反り捶一重軒延裏甲打、身舎柱外陣柱間、四周継虹梁繋ぎ、向拝向軒唐破風兎毛通し付柱外輪捶、柱角柱面取り、虹梁鼻付、柱間中央繰抜き絵様八蟇股備え、柱上組物三ツ斗、柱外拾斗付、菖蒲桁組物と連結、同桁内側牡丹唐草彫手狭構え、向拝柱と側柱海老虹梁繋ぎ、向拝桁菖蒲桁内虹梁に拵え軒裏、主屋飛捶を打越し、二ツ軒構え
(上層) 身舎二手先亜麻組、頭貫を通し拳鼻付台輪構え、中央間蟇股備え、両脇間箕束間斗束間羽目板嵌込み、軒小天井付、桁裏支輪波彫刻板支輪、軒二重扇捶、裏板竪板張茅負布裏甲一重、丸桁上端小穴掘、捶間面戸はめ込み隅尾捶で化粧隅木を受く。
(屋根) 真柱を延し露盤を据え、宝珠水煙付屋根、本瓦葺、上下層共隅棟及稚児棟造り
(内陣) 後部二間一と間来迎柱後退、唐様厨子設備、両脇壇二段構え、内陣柱大虹梁三周後部欠く、斗拱出組で肘木上に廻縁付、格天井組上げ、脇間化粧屋根裏虹桁繋ぎ、床拭板張り
(外陣) 天井は内陣脇間同様、内陣境黒塗格子建、内法長押上透し模様板嵌め
方位南面、桁行三間、梁間三間、重層屋根、方形造り、向拝一間唐破風造り、本瓦葺、全体素木造り
(基壇) 切石乱石積盛土・向拝部突出一級下る。正面木階下石階一級、柱下基礎荒切石据え、向拝土台石上に基盤を置く。階段三級。
(下層) 各面総円柱、四方切目縁取廻し、正面木階三級、切目長押腰長押付、飛貫頭貫差し、斗拱組で側桁を受く。柱間装置、正面中央間小脇付方立構え、桟唐戸絵様彫刻外定嵌込み外両開き、内側紙張格子内両開建、両脇間、地長押腰長押間、羽目板嵌込み、腰長押頭貫間、格子嵌込みの火燈窓付、飛貫頭貫間波欄間構え、両側面中央間絵様板嵌桟唐戸両外開き内側紙張障子両引分け、両端間正面同様但し波欄間後端間無し板羽目、背面中央間一間羽目板潜り付、両端間側面後端間に同じ、柱上斗拱平三ツ斗組拳鼻備え、各間結組み構え、中央間更に中央箕束を置く。桁行通肘木を通し、隅組斗拱で固め、化粧隅木を受く、軒二夕軒、平行反り捶一重軒延裏甲打、身舎柱外陣柱間、四周継虹梁繋ぎ、向拝向軒唐破風兎毛通し付柱外輪捶、柱角柱面取り、虹梁鼻付、柱間中央繰抜き絵様八蟇股備え、柱上組物三ツ斗、柱外拾斗付、菖蒲桁組物と連結、同桁内側牡丹唐草彫手狭構え、向拝柱と側柱海老虹梁繋ぎ、向拝桁菖蒲桁内虹梁に拵え軒裏、主屋飛捶を打越し、二ツ軒構え
(上層) 身舎二手先亜麻組、頭貫を通し拳鼻付台輪構え、中央間蟇股備え、両脇間箕束間斗束間羽目板嵌込み、軒小天井付、桁裏支輪波彫刻板支輪、軒二重扇捶、裏板竪板張茅負布裏甲一重、丸桁上端小穴掘、捶間面戸はめ込み隅尾捶で化粧隅木を受く。
(屋根) 真柱を延し露盤を据え、宝珠水煙付屋根、本瓦葺、上下層共隅棟及稚児棟造り
(内陣) 後部二間一と間来迎柱後退、唐様厨子設備、両脇壇二段構え、内陣柱大虹梁三周後部欠く、斗拱出組で肘木上に廻縁付、格天井組上げ、脇間化粧屋根裏虹桁繋ぎ、床拭板張り
(外陣) 天井は内陣脇間同様、内陣境黒塗格子建、内法長押上透し模様板嵌め
方位南面、桁行三間、梁間三間、重層屋根、方形造り、向拝一間唐破風造り、本瓦葺、全体素木造り
(基壇) 切石乱石積盛土・向拝部突出一級下る。正面木階下石階一級、柱下基礎荒切石据え、向拝土台石上に基盤を置く。階段三級。
(下層) 各面総円柱、四方切目縁取廻し、正面木階三級、切目長押腰長押付、飛貫頭貫差し、斗拱組で側桁を受く。柱間装置、正面中央間小脇付方立構え、桟唐戸絵様彫刻外定嵌込み外両開き、内側紙張格子内両開建、両脇間、地長押腰長押間、羽目板嵌込み、腰長押頭貫間、格子嵌込みの火燈窓付、飛貫頭貫間波欄間構え、両側面中央間絵様板嵌桟唐戸両外開き内側紙張障子両引分け、両端間正面同様但し波欄間後端間無し板羽目、背面中央間一間羽目板潜り付、両端間側面後端間に同じ、柱上斗拱平三ツ斗組拳鼻備え、各間結組み構え、中央間更に中央箕束を置く。桁行通肘木を通し、隅組斗拱で固め、化粧隅木を受く、軒二夕軒、平行反り捶一重軒延裏甲打、身舎柱外陣柱間、四周継虹梁繋ぎ、向拝向軒唐破風兎毛通し付柱外輪捶、柱角柱面取り、虹梁鼻付、柱間中央繰抜き絵様八蟇股備え、柱上組物三ツ斗、柱外拾斗付、菖蒲桁組物と連結、同桁内側牡丹唐草彫手狭構え、向拝柱と側柱海老虹梁繋ぎ、向拝桁菖蒲桁内虹梁に拵え軒裏、主屋飛捶を打越し、二ツ軒構え
(上層) 身舎二手先亜麻組、頭貫を通し拳鼻付台輪構え、中央間蟇股備え、両脇間箕束間斗束間羽目板嵌込み、軒小天井付、桁裏支輪波彫刻板支輪、軒二重扇捶、裏板竪板張茅負布裏甲一重、丸桁上端小穴掘、捶間面戸はめ込み隅尾捶で化粧隅木を受く。
(屋根) 真柱を延し露盤を据え、宝珠水煙付屋根、本瓦葺、上下層共隅棟及稚児棟造り
(内陣) 後部二間一と間来迎柱後退、唐様厨子設備、両脇壇二段構え、内陣柱大虹梁三周後部欠く、斗拱出組で肘木上に廻縁付、格天井組上げ、脇間化粧屋根裏虹桁繋ぎ、床拭板張り
(外陣) 天井は内陣脇間同様、内陣境黒塗格子建、内法長押上透し模様板嵌め
〒753-8501 山口県山口市滝町1-1
Tel:083-933-4666 Fax:083-933-4829
E-mail:
Copyright(C) 2010 山口県観光スポーツ文化部文化振興課