旧福原家萩屋敷門
きゅうふくはらけはぎやしきもん
萩市
県
有形文化財
江戸時代
萩市堀内に建てられている。木造切妻造り、腕木門両袖くぐり戸付き、本瓦葺きの門である。桁行7.8m、梁間2.1m、棟高は4.45mである。扉は内開きの板扉、八双、乳頭金物付、内部に閂金具が付く。この門は、堀内地区惣門通り西詰北側に所在した長州藩永代家老福原家(石高11,314石余)の萩屋敷のもので、現在もその跡地は遺されている。
屋敷建物は維新後菊屋家に引き渡された後解体されたが、この門も解体されて、菊屋家の蔵に格納されていた。1931年(昭和6)に田中義一が川上村に発昌寺を創建した際、菊屋家から寄贈されてその山門となった。その後1975年(昭和50)に萩市が譲り受けて現在地に移築した。この門の建築年代は江戸時代中期と見られる。
萩市にあるこの門は、萩藩で家老をつとめた福原家の萩屋敷の門です。建てられたのは江戸時代中ごろとおもわれます。
明治以降、屋根建物とともにこの門も解体されて、菊屋家の蔵におさめられていました。1931年(昭和6)に川上村に発昌寺がつくられたとき、菊屋家から寄贈されてその山門となりました。その後1975年(昭和50)に萩市がゆずりうけて、現在地に移築しました。
旧福原家萩屋敷門 1棟
有形文化財(建造物)
昭和49年11月8日(山口県教育委員会告示 第5号)
萩市大字堀内131の1番、132の2番
萩市
江戸時代中期
一棟
木造切妻造、腕木門両袖潜戸付、本瓦葺、礎石は切石、本柱、角柱、控柱面取り角柱、各柱腰貫、頭貫、本柱通り蹴放、、各柱天、大斗、巻斗、方斗、軒桁中備付、妻三ツ斗組、蟇股、箕束付、軒回一重捶、茅負、化粧屋根板、布板張り、破風板眉付、蒿懸魚鰭付、木製円葉を付す、登り布裏甲、扉は内開きの板扉、八双、乳頭金物付、内部に閂金具付、棟積は青海波積の上下を熨斗積、棟両端に鬼瓦、桁行7.8m、梁間2.10m、棟高4.45m
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