川棚のクスの森
かわたなのくすのもり
下関市
国
記念物
クスの森は、下関市豊浦町川棚の立石山(標高205m)の北のふもとにあるクスノキの巨木で、一株であるが、大きな枝を四方に広げ、まるで「森」のように見えるため、この名前がつけられた。目の高さの幹周り9.5m、高さ21m。十八本の枝を四方に伸ばし、そのうち最長のものは27mに達している。
クスノキは本州、四国、九州、台湾など各地に自生する。ときには大木となり、老齢のものも見られる。樹皮は縦に割れ目を生じる。葉は滑らかで、光沢があり、さきを破るとよい香りがする。
小野のクス、クスの森霊馬神、馬神とも呼んでいる。戦国時代、雲雀毛の名馬が大内義隆に献納されたが、義隆は陶氏の乱に遭い、この名馬もこの地で命運を共にしたという。この馬の霊を慰め鎮めるため、このクスの大木をまつることになったという。
クスはクスノキのことです。常緑高木(1年中緑の葉を付ける背の高い木)で、下関市豊浦町川棚(かわたな)の北の低い台地にあります。このクスは、1株のクスが大きな枝を四方に広げ、森のように見えるので、この名が付いています。幹を一周すると9m以上あり、高さは21m、多くの枝を四方にのばし、そのうちもっとも長いものは27mにもなっていて、県内でも代表的な巨木です。
クスノキは本州、四国、九州、台湾(たいわん)など各地に自生していて、大木となり、老いたものも見られます。葉はなめらかで、光沢があり、さき破るとよい香りがします。
川棚のクスの森
天然記念物
大正11年10月12日 (内務省告示 第270号)
下関市豊浦町川棚
下関市
立石山(205m)の北麓の台地にあり、目通り幹囲9.5m、高さ21m、18本の枝を四方に伸ばし、そのうち最長のものは27mに達している。1株であるが遠目には森のように見える。
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