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文化財の概要

文化財名称

日吉神社のオガタマノキ巨樹群

文化財名称(よみがな)

ひよしじんじゃのおがたまのききょじゅぐん

市町

長門市

指定


区分

記念物

一般向け説明

 オガタマノキ(黄心樹)はモクレン科の常緑高木、暖地性植物である。日吉神社は、油谷町角山の広域農道の近くにある。神社の社殿の東、北、西部に多数のオガタマノキの巨木がある。胸の高さの幹周り1.2m~3.75mで、最大のものは根元の周囲5.8m、高さ約17mに達する。下草や下木の刈払いで自然の状態をやや失っているが、オガタマノキは自生しているものと思われる。この地は、日本海沿岸におけるオガタマノキの自生北限地帯であり、ここに多数の大木があるのが注目される。神社の森には、このほかにモチノキ、イヌガヤ、ホルトノキ、ムクノキ、コジイ、サカキなどの巨木を混生している。
 三月ごろによい香りのする、径3cmの白色の花をつける。種子は十月に成熟し、赤色で、長さ5~10cmのこぶしのような形をしている。日本特産で、本州、四国、九州、沖縄に自生し、日本海側は島根県には分布しない。

小学生向け説明

 オガタマノキはモクレンの仲間の常緑高木(一年を通して緑の葉をつける背の高い木)で、暖かい地域に生育する植物です。日吉神社は、油谷(ゆや)町にあり、神社のまわりにたくさんのオガタマノキの巨木があります。もっとも大きなものは根元の周囲5.8m、高さ約17mになります。この地は、日本海がわの沿岸ではオガタマノキがもっとも北に自生しているところであり、ここにたくさんの大木があることは注目されます。三月ごろによい香りのする、径3cmの白色の花をつけます。種子は十月に成熟し、赤色で、長さ5~10cmのこぶしのような形をしています。

文化財要録

要録名称

日吉神社のオガタマノキ巨樹群

指定区分・種類

天然記念物

指定年月日

昭和41年6月10日 (山口県教育委員会告示 第6号)

所在地

長門市油谷角山

所有者

宗教法人 日吉神社

地図

画像

日吉神社のオガタマノキ巨樹群 関連画像001

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