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文化財の概要

文化財名称

光のクサフグ産卵地

文化財名称(よみがな)

ひかりのくさふぐさんらんち

市町

光市

指定


区分

記念物

一般向け説明

  クサフグは体長約15cmと小形。腹部は白く、背部は淡灰青色で淡黄色の小円点が多数ある。本州中部以南の沿岸に多く生息し、毒性が強い。
 産卵地は、光市室積半島の南側、杵崎鼻から赤崎鼻にかけての海岸で、毎年、クサフグが産卵のためにやってくる。産卵の時期は五月中旬から七月上旬の間で、多いのは五月下旬から六月上旬である。産卵日は陰暦の一日または十五日の一~四日前である。
 産卵する海岸は水深20~40cmと浅く、雌が小石のすき間に卵を産みつけ、これに雄が精液をかけて受精が行われる。このため産卵時には海面が精液で白く濁ってくる。産卵は日没前に止み、満潮とともにクサフグの群は海中に消えていくが、卵は磯波で洗い流され、下の砂や小石の中に入り込んでいく。ここで適度な水分と太陽熱を得て、三四日後には卵は孵化し、大潮にのって沖へ泳ぎ出ていく。
  クサフグは体長約15cmと小形。腹部は白く、背部は淡灰青色で淡黄色の小円点が多数ある。本州中部以南の沿岸に多く生息し、毒性が強い。
 産卵地は、光市室積半島の南側、杵崎鼻から赤崎鼻にかけての海岸で、毎年、クサフグが産卵のためにやってくる。産卵の時期は五月中旬から七月上旬の間で、多いのは五月下旬から六月上旬である。産卵日は陰暦の一日または十五日の一~四日前である。
 産卵する海岸は水深20~40cmと浅く、雌が小石のすき間に卵を産みつけ、これに雄が精液をかけて受精が行われる。このため産卵時には海面が精液で白く濁ってくる。産卵は日没前に止み、満潮とともにクサフグの群は海中に消えていくが、卵は磯波で洗い流され、下の砂や小石の中に入り込んでいく。ここで適度な水分と太陽熱を得て、三四日後には卵は孵化し、大潮にのって沖へ泳ぎ出ていく。

小学生向け説明

  クサフグは体長約15cmの小形のフグです。本州中部より南の沿岸にたくさん生息し、強い毒をもっています。産卵地は、光市の室積(むろづみ)半島の南側の海岸です。産卵の時期は五月から七月のあいだで、多いのは五月から六月にかけてのころです。産卵(卵をうむこと)する場所は、海岸の水深20~40cmのところです。ここで、めすが小石のすきまに卵を産みつけ、これにおすが精液をかけて受精がおこなわれます。産卵は日がくれる前におわり、満潮(まんちょう)とともにクサフグの群れは海中に消えていきます。卵は波で洗い流され、砂や小石のなかに入りこみ、3~4日たったら卵からかえって、おきへ出ていきます。

文化財要録

要録名称

光のクサフグ産卵地

指定区分・種類

天然記念物

指定年月日

昭和44年2月4日 (山口県教育委員会告示 第4号)

所在地

光市大字室積村字普賢山

所有者

山口県

管理者

光市(昭和44・4・25) (山口県教育委員会告示 第14号)

参考情報

 クサフグは山口県では一般にスナフグと呼ばれ、指定地のほかに防府市向島、大島郡岩屋、平生町馬島などが産卵地として確認されている。

地図

画像

光のクサフグ産卵地 関連画像001

光のクサフグ産卵地 関連画像002

光のクサフグ産卵地 関連画像003

光のクサフグ産卵地 関連画像004

光のクサフグ産卵地 関連画像005

光のクサフグ産卵地 関連画像006