雪峯東山空和尚外集(石屏子介手沢本)
せっぽうとうざんくうおしょうがいしゅう(しっぺいすかいしゅたくぼん)
萩市
国
重要文化財
鎌倉時代
本書は、中国・南宋の僧である雪峯慧空の語録を収録したものである。著者は明らかではないが、書風や材料の紙から元の頃の書写と考えられる。
石屏子介(しっぺいすかい、又はしっぺいしかい)は大内義弘の菩提寺香積寺を開いた僧である。本書に彼の印が押されているところから、彼が元に留学中に求めたものとおもわれる。
この題名の本は、日本では南北朝時代の1347年(貞和3)に発刊されているが、本書は伝来が明らかな中国・元時代の書写本として貴重なものである。
この書は、中国南宋の僧である雪峯慧空(せっぽうけいくう)のことばを記録したものです。著者は明かではありませんが、書の書き方や材料の紙から元の頃の書き写しと考えられます。
石屏子介は中国元に渡ったときがあり、本書に彼の印が押されているところから、彼が元に留学中に求めたものでしょう。この題名の本は、日本では南北朝時代の1347年に発刊されていますが、本書は、本書は伝来が明らかな中国・元時代の書写本として貴重なものです。
雪峯東山空和尚外集(石屏子介手沢本)
重要文化財(書跡)
昭和49年6月8日 (文部省告示 第97号) 書第2299号
萩市中津江
宗教法人 龍蔵寺
元時代
一冊
袋綴冊子装、料紙唐紙無界、本文1頁14行、1行28字
首第「福州雪峯東山和尚偈頌、尾題「福州雪峯東山空和尚外集」
首題下に「金鼇菴」無廓黒印、「屏石」「介子」朱方印各1顆
縦28.6cm、横16.8cm、紙数44枚
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