阿弥陀寺文書
あみだじもんじょ
防府市
県
有形文化財
阿弥陀寺は、俊乗房重源が、1197年(建久8)、後白河法皇の後生安楽を祈るため、現在の防府市牟礼坂本に創建した寺院である。「阿弥陀寺文書」は全五巻。
第1巻は、重源がこの寺を創建する際の誓願文、そのほか寺の縁起に関するもの 13通。 第2巻は、勅命の趣旨を書いた綸旨(りんじ)、役所の命令などである国庁宣(こくちょうせん)など 23通
第3巻は、大内弘世以後大内氏代々の書状、大内家奉行衆の奉書など 35通
第4巻は、毛利輝元の安堵状(所領を治めることを承認することを記したもの) 15通
第5巻は、江戸時代、右田村の領主であった毛利就信が、佐波郡下徳地八坂村で国威(東大寺槌印)を寄進する旨をのべた寄進状。
阿弥陀寺は、俊乗房重源(しゅんじょうぼうちょうげん)が、後白河法皇のために、1197年に建てた寺です。この「阿弥陀寺文書」は五巻あります。創建者の重源(鎌倉時代)関係や、阿弥陀寺と大内家(室町時代)・毛利家(安土桃山時代、江戸時代)との関係をしめすものです。
阿弥陀寺文書
古文書
昭和46年3月30日 (山口県教育委員会告示 第6号)
防府市大字牟礼869番地
宗教法人 阿弥陀寺
鎌倉時代~江戸時代
五巻
/名称/形状/数量/寸法 縦cm/寸法 横cm/
第1巻/開山誓願い文写等/巻子装/1巻(13通)/30.3/454.5/
第2巻/勅書写御教書等/〃/1巻(23通)/30.3/909/
第3巻/大内家判物/〃/1巻(35通)/30.3/757.8/
第4巻/御当家(毛利家)判物/〃/1巻(15通)/30.3/757.5/
第5巻/毛利就信国威寄進状/〃/1巻/45.5/90.9/
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