木造不動明王立像
もくぞうふどうみょうおうりゅうぞう
下関市
国
重要文化財
平安時代
下関市国分寺に安置されている。ヒノキ材による一木造りであるが、両手は別木ではいである。像高は84cm。頭は巻髪(まきがみ)で、弁髪(べんぱつ)を左肩に垂(た)らしている。両眼を大きく見開き、上歯で下くちびるをかみ、二本の歯牙(しが)も下方にかみ出す形である。細部の造形はおだやかであり、怒りの表情は誇張(こちょう)をさけている。体躯(たいく)の肉づけも量感をおさえ、着衣の処理も簡潔で、総じて穏和なふんいきをただよわせている。着衣の裾に折返しをつくるのは珍らしく、弁髪の形態、ひじくしろのこまかな彫法とあわせて仏師の熟達した彫技をうかがわせるものである。
寺伝では智証大師(ちしょうだいし)の作とするが、平安時代前期末10世紀の作と見られる。
この仏像は、下関市の国分寺(こくぶんじ)にあります。
ヒノキの木を彫ってつくられたものです。
仏像の高さは84cmあります。
平安時代につくられたものとおもわれます。
寺では、智証大師(ちしょうだいし)がつくったものと伝えています。
木造不動明王立像
重要文化財(彫刻)
明治35年7月31日(内務省告示 第55号)国宝(旧)
昭和25年8月29日 文化財保護法施行により重要文化財
下関市東南部町183
宗教法人 国分寺
平安時代後期
一躯
〔本躰〕
桧材、一木造、左手首及び右手臂にて矧ぎ、其他一木彫出し、背面裾の辺に元禄十年丁丑五月云々の朱書銘文あり。
〔台座〕
岩座、桧材、彩色、岩は本躰足下の部分は仏具共木彫出し、後補の岩へ嵌入矧ぎつけあり、以下なし。
〔光背〕 なし
総高 90.6㎝
像高 84.0㎝
髪際下 75.5㎝
面長 8.7㎝
面幅 9.3㎝
面奥 14.8㎝
肩張 22.7㎝
肘張 33.7㎝
胸厚 14.5㎝
腹厚 18.0㎝
腰張 18.9㎝
腰厚 18.3㎝
岩座高 8.2㎝
岩座幅 41.5㎝
岩座奥行 30.0㎝
不動明王というのはむつかしくいえば大日如来の教令輪身である。分り易くいえば、密教では三輪身ということを説く。即ち自性輪身(如来)は正法輪身(菩薩)として正しい法を正しく説くが、しかし正法では済度しがたい悪人もいる。これらの悪人を見捨てるのは如来の慈悲にそむくから、明王(教令輪身)となって威をもって仏法を説くというもので、だから不動は大日如来の使者とも変身とも見られる。昭和18年8月に国宝保存法により修理が施された。
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