木造聖観音菩薩立像
もくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう
山口市
県
有形文化財
平安時代
山口市徳地月輪寺の薬師堂に安置されている。ヒノキ材の一木彫寄木造りで、前後に二材を合わせ、両手、両足などをそれぞれはぎ付けている。像高は167.5cm。右手は下にさげて手の平を前にし五指を開く。左手はひじから先を欠失している。面相は豊かで、両肩の張りはよいが、下半身の肉取りや、衣紋の彫りがやや弱く、平安時代後期12世紀の制作と見られる。全身に金箔がほどこされていたが、今は全く見えない。右手首から先、両足先は後補である。
山口市徳地月輪寺の薬師堂にあります。
ヒノキ材の一木造りで、前後に二材を合わせ、両手、両足などをそれぞれはぎ付けています。
像の高さは168cmです。
平安時代後期の1100年代につくられたとおもわれます。
全身に金箔(きんぱく)がなされていましたが、今は全く見えません。
木造聖観音菩薩立像
彫刻
昭和41年6月10日(山口県教育委員会告示 第5号)
山口市徳地上村572番地
宗教法人 月輪寺
平安時代後期
一躯
桧材、一木造、内刳、漆箔(剥落)。宝髪、天冠台彫出、毛筋まばら彫、彫眼三道彫出、條帛は左肩よりかける。左手屈臂(手首より先欠失)、右手伸下開掌、5指を伸ばす。天衣、両肩より垂下直立す。台座、松材一木造、蓮肉の一部を有す。
像高 167.500㎝
自頂上至顎 34.500㎝
自髪際至顎 16.059㎝
面幅 15.750㎝
耳張 20.600㎝
面奥 19.700㎝
臂張 47.000㎝
肢部奥 24.200㎝
裾張 34.840㎝
重要文化財、月輪寺薬師堂内に安置されている。
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