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文化財の概要

文化財名称

木造虚空蔵菩薩坐像

文化財名称(よみがな)

もくぞうこくうぞうぼさつざぞう

市町

下関市

指定


区分

有形文化財

一般向け説明

 下関市菊川町の法輪寺の本尊である。ヒノキ材の一木造りで内ぐりは無い。像高は60.7cm。右手に宝剣を持ち、左手に宝珠をのせ、華座の上に坐す。近年大修理がなされ、さらに頭髪の群青、肉身部の金泥、裳の古色塗りがほどこされた。このため修理前の状況がよくわからず、像の制作年代がはっきりしない。寺伝ではこの地の国正院の本尊として安置されていたものという。この像を安置する法輪寺本堂は、応永20年(1413)の建造物で、県指定有形文化財となっている。

小学生向け説明

 ヒノキを材とした一木造りの仏像です。
 仏像の高さは61cmです。
 近年大修理がなされ、さらに頭髪の群青、肉身部の金泥、裳の古色塗りがほどこされました。このため修理前の状況がよくわからず、像がつくられた年がはっきりしません。
 寺の伝えではこの地の国正院の本尊として安置されていたものということです。
 法輪寺の堂は中世末の建造物で、こちらも県指定有形文化財となっています。

文化財要録

要録名称

木造虚空蔵菩薩坐像

指定区分・種類

彫刻

指定年月日

昭和41年6月10日(山口県教育委員会告示 第5号)

所在地

下関市菊川町大字七見字堂の前454番地

所有者

員数

一躯

品質及び形状

桧材一木造り

寸法又は法量

像高 60.7㎝
頂上~顎 22.1㎝
髪際~顎 10.0㎝
面幅 9.9㎝
耳張 12.8㎝
面奥 12.2㎝
臂張 30.2㎝
膝張 43.1㎝
膝高 8.1㎝
台座総高 50.1㎝

管理者

下関市←菊川町(昭和42年1月17日 山口県教育委員会告示 第4号)

参考情報

 本像を安置する法輪寺本堂は、応永20年(1413)熊野若王寺権現の社殿として造営されたものであるが、いつごろからこの像を本尊としたかは不明である。

地図

画像

木造虚空蔵菩薩坐像 関連画像001