太刀 銘安吉
たち めいやすよし
岩国市
国
重要文化財
南北朝時代
長さ70.6㎝の太刀。安吉の作には、長州住安吉正平十七年、貞治五年長州府中住安吉、長州道元安吉などの銘があるが、太刀が少ないのでその点から珍しいと言われている。出身は筑前国(現在の福岡県北西部)で、古来、筑前左(筑前左衛門安吉)と称し、後に長門府中(長府)に住んだとする説や、筑前左の子で長府に住んだとする説、筑前安吉の門弟であるとする説などがあるが、筑前左の子とするのが正しいようである。南北朝時代、正平年間(1346~1370)の頃の人物である。
長さ約71㎝の太刀です。
筑前国(ちくぜんのくに=今の福岡県北部)の出身で、古くから、筑前左(筑前左衛門安吉)と呼ばれ、のちに長府に住んだといわれる安吉という人が造りました。南北朝時代の正平年間(1346~1370)のころの人で、安吉が造った太刀は少ないと言われています。
太刀 銘安吉
重要文化財(工芸品)
大正15年4月19日(文部省告示 第251号)国宝(旧)
昭和25年8月29日 文化財保護法施行により重要文化財
(所在不明)
宗教法人 白崎八幡宮
一口
長さ 70.6㎝
(銘文等)
「長州住安吉正平十七年、貞治五年長州府中住安吉、長州道元安吉」などとある。
作柄はよくできており、安吉の作には太刀が少ないので、その点からも珍しいといわれる。
安吉の出身は筑前で、古来、いわゆる筑前左と称し、のちに長門府中(長府)に住んだとする説と、筑前左の子で長府に住んだとする説と、さらに筑前安吉の門弟とする説とまちまちであるが、筑前左の子とするのが妥当のようである。
いずれにしても筑前左の流れをくんだものであり、したがって長州左の称があって、南北朝正平(1346~1370)ころの人である。
筑前左とは筑前左衛門安吉で、左手で銘を刻んだので世に左と称し、大左ともいった。
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