鉄錆地十二間総覆輪筋兜鉢
てつさびじじゅうにけんそうふくりんすじかぶとばち
岩国市
県
有形文化財
室町時代
高さ13.2㎝、径は、前後が22.9㎝で、左右が19.6㎝で、12枚の台形の鉄板に錆漆を塗り、はぎ合わせの部分を金属で覆って筋状にした阿古陀形(あこだなり)という形式をした楕円形の兜鉢。頭頂部の八幡座は、金メッキの魚子地(ななこじ=粟粒を並べたように細かい粒を突起させたもの)に、唐草彫りの円座に裏菊の透かし彫りなどをした4重になっていて、中央の穴が極めて小さい。篠垂という細い筋金が、前に3条と後ろに2条据えられ、腰には神社等に見られる斎垣(いがき)がめぐらされている。眉庇(まびさし)はやや前に出る伏せ眉庇である。室町時代末期の特色が著しく表れている。
錆漆をぬった鉄板のはぎ合わせ部分を、金属でおおって筋状にしており、楕円形の形をした阿古陀(あこだ)形という形式の兜鉢です。この兜鉢には、やや前に出る日よけの小さなひさしが付いており、室町時代終わりごろの特色がよく表れています。
鉄錆地十二間総覆輪筋兜鉢
工芸品
昭和42年7月4日(山口県教員委員会告示 第12号)
岩国市横山2丁目10番27号(岩国歴史美術館)
財団法人 岩国歴史美術館
室町時代末期
一頭
〔材質〕 鉄錆地
〔形式〕 阿古陀形
〔間数〕 十二間鍍金総覆輪筋兜鉢
〔張数〕 12枚張
〔合目〕 前正面、後腰巻、眉庇付際の(左)同(右)
〔篠垂〕 鍍金小刻二重座の上に鍍金篠垂、正中三條、後中二條
〔八幡座〕 鍍金魚子唐草彫円座に裏菊透彫、小刻、玉縁
〔響穴〕 4個(鍍金小刻座に鳩目)
〔四天鋲〕 4点
〔高勝環〕 鍍金菊座無地環台に環付
〔三光鋲〕 鍍金丸頭鋲3点
〔眉庇〕 鉄錆地四囲鍍金覆輪、伏眉庇
〔銘〕 鉢裏真向無銘、後中無銘
〔立物台〕 欠失
〔立物〕 欠失
〔受張〕 欠失
〔〕 欠失
兜鉢高 13.2㎝ (天辺穴~腰巻下縁 13.7㎝)
兜鉢径 前後 22.9㎝、左右 19.6㎝
頂辺穴径 前後 1.7㎝、左右 1.7㎝
腰巻幅 広 2.6㎝、狭 1.3㎝
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