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文化財の概要

文化財名称

大原のシャクナゲ群生地

文化財名称(よみがな)

おおはらのしゃくなげぐんせいち

市町

岩国市

指定


区分

記念物

一般向け説明

 ここのシャクナゲはホンシャクナゲで、ツツジ科の常緑低木。群生地は、錦町大原、広島との県境にある羅漢山の北側山腹(標高約600m)にあり、主として山腹上部のくぼ地から尾根筋にかけて群生する。群生地は20haの広い範囲に及び、自然状態がよく保たれている。ホンシャクナゲの中には、直径約10cmの老木も多数見られる。
 この群生地は、約30年ごとに周りの木々が伐採されることによって維持されたもので、ツガ、ゴヨウマツ、アカマツ、ウラジロガシなどの高木や、リョウブ、ネジキ、ミズナラ、ウシカバ、ソヨゴなどの亜高木があちこちに生えている。シャクナゲは低木層として、バイカツツジ、アセビ、サカキ、シキミ、コバノミツバツツジなどに混じって生育している。
  ホンシャクナゲは、本州中部以西、四国の低山帯に生える。高さは4mに達しよく枝分かれする。四~五月にうす紅色またはあか紫色の花をつける。

小学生向け説明

 ここのシャクナゲはホンシャクナゲで、ツツジの仲間の常緑低木(1年中緑の葉を付ける背の低い木)です。群生地は、錦(にしき)町の羅漢(らかん)山にあり、標高600m、山の途中のくぼんだところから尾根にかけて群生しています。群生地の広さは20ヘクタール以上あります。ホンシャクナゲの中には直径約10cmの老木も多く見られ、自然状態がよく保たれています。四月~五月にうす紅色または赤むらさき色の花をつけます。

文化財要録

要録名称

大原のシャクナゲ群生地

指定区分・種類

天然記念物

指定年月日

昭和52年3月29日(山口県教育委員会告示 第5号)

所在地

岩国市錦町大原字小麦山13番地の1
  〃        字生し畑187番地

所有者

管理者

岩国市←錦町(昭和53年6月9日)

地図

画像

大原のシャクナゲ群生地 関連画像001

大原のシャクナゲ群生地 関連画像002

大原のシャクナゲ群生地 関連画像003

大原のシャクナゲ群生地 関連画像004

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