山口県の文化財

指定文化財の検索

文化財の概要

文化財名称

宇佐八幡宮のスギ巨樹群

文化財名称(よみがな)

うさはちまんぐうのすぎきょじゅぐん

市町

岩国市

指定


区分

記念物

一般向け説明

 宇佐八幡宮は岩国市錦町宇佐にある。この森(社叢)には、スギの大樹が多く、一部ヒノキを交える。目の高さの幹周り2m以上のスギ20本と、それには及ばないが伸び盛りの木を多数交え、社叢内は昼なお暗い。
 社殿に向かって左前方の通称大杉と呼ばれるスギは、目の高さの幹周り7.5m、高さ58mにも及び、県下有数のスギの巨木である。また、社殿への階段近くにはヒノキの大樹があり、目の高さの幹周り3.85mで、ヒノキとしては油谷町の「八幡人丸神社御旅所のヒノキ巨樹」(県指定)に次ぐもので、高さではこれよりも高い。
 社域の側方や後方には、ウラジロガシ、シラカシ、ユズリハ等の大樹もある。
 1312年(正和1)に八幡宮が現在地に建てられた当時から、スギの巨木があり、その後も、社叢は神域として大切に保護され、現在に至っている。

小学生向け説明

 宇佐八幡宮は岩国市錦(にしき)町にあります。この森には、多くのスギやヒノキの大木があります。神社に向かって左前方の大杉と呼ばれるスギは、高さ58mにもおよび、県内有数のスギの巨木です。また、社殿への階段近くにはヒノキの大樹があります。神社のまわりにはウラジロガシ、シラカシ、ユズリハなどの大樹もあります。鎌倉時代に八幡宮が現在地に建てられた当時から、スギの巨木があり、その後も大切に保護され、今のようになっています。

文化財要録

要録名称

宇佐八幡宮のスギ巨樹群

指定区分・種類

天然記念物

指定年月日

昭和53年3月31日(山口県教育委員会告示 第3号)

所在地

岩国市錦町宇佐1376番地、1542番地

所有者

宗教法人 宇佐八幡宮

参考情報

 全国的にスギの天然記念物を通覧すると、目通り周囲で、国指定のものは8mから14mの範囲にあり、県指定のものは4mから13mまである。県指定は全国的に巨樹として152件あり、これを目通り周囲の度数分布でみると次の表のようになる。

 目通り周囲 m/件数
13m/1件 12/0 11/2 10/10 9/18
8/31 7/42 6/30 5/15 4/3

 これで見ると、7m級が最も多く、6~8m級のものが全体の約70%を占め、本件はその平均的位置にあるといえる。
 なお、宇佐八幡宮の北方500mには県指定名勝寂地峡があり、観光ルートの一環でもある。 
 全国的にスギの天然記念物を通覧すると、目通り周囲で、国指定のものは8mから14mの範囲にあり、県指定のものは4mから13mまである。県指定は全国的に巨樹として152件あり、これを目通り周囲の度数分布でみると次の表のようになる。

地図

画像

宇佐八幡宮のスギ巨樹群 関連画像001

宇佐八幡宮のスギ巨樹群 関連画像002

宇佐八幡宮のスギ巨樹群 関連画像003

宇佐八幡宮のスギ巨樹群 関連画像004

宇佐八幡宮のスギ巨樹群 関連画像005

宇佐八幡宮のスギ巨樹群 関連画像006

宇佐八幡宮のスギ巨樹群 関連画像007