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文化財の概要

文化財名称

神功皇后神社のイチイガシ

文化財名称(よみがな)

じんぐうこうごうじんじゃのいちいがし

市町

美祢市

指定


区分

記念物

一般向け説明

  イチイガシはブナ科の常緑高木。神功皇后神社は、美祢市西厚保町、美祢西インター近くにある。このイチイガシは樹齢約500年と推定され、根元の周囲 8.2m、目の高さの幹周り6.55m、高さ約20m。幹は地面から6.5mまでが空洞化しているが、樹勢は旺盛で枝も四方に伸びる。その目の高さの幹周りは、美祢市秋芳町「共和のカシの森」(国指定)のイチイガシにほぼ近い。イチイガシは関東南部以西、四国、九州、台湾、中国などの暖地の山地に自生する常緑高木で、関西以西では公園や神社に植えられることが多い。
 なお、神社の森(社叢)は典型的な照葉樹林で、主な木の樹齢は、300~500年と推定されている。イチイガシとコジイで多く占められ、シロバイも多く、シイモチ、シリブカガシ、クロガネモチの大樹がよく保存されていて、美祢市の天然記念物に指定されている。
 神社は1425年(応永2)に長府の忌宮神社から祭神を迎え建てられたといわれている。

小学生向け説明

  イチイガシは常緑高木(一年をとおして緑の葉をつけている背の高い木)です。神宮皇功神社は、美祢(みね)市の美祢西インター近くにあります。このイチイガシは根元の周囲 8.2m、高さ約20mで、樹齢(じゅれい=木の年令)約500年とおもわれます。幹は地面から6.5mまで空どうができていますが、木は生き生きとしており、枝が四方にのびています。目の高さの幹周りは、美祢市秋芳町「共和のカシの森」(国指定)のイチイガシとほぼ同じ大きさです。なお、神社の森は、樹齢300~500年の大樹がよく保存されていて、美祢市の天然記念物に指定されています。

文化財要録

要録名称

神功皇后神社のイチイガシ

指定区分・種類

天然記念物

指定年月日

昭和53年12月22日(山口県教育委員会告示 第12号)

所在地

美祢市西厚保町本郷字本郷203番地

所有者

宗教法人 神功皇后神社

地図

画像

神功皇后神社のイチイガシ 関連画像001

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