忌宮神社文書
いみのみやじんじゃもんじょ
下関市
国
重要文化財
「忌宮神社文書」は、長門国二宮である忌宮神社に伝えられたもので、平安時代から江戸時代にかけての文書。忌宮神社の修造、縁起、神事、あるいは神官の補任、所役、社領などに関するものも含み、神宮皇后宮とも称された、中世におけるこの神社の規模を伝えている。
「忌宮神社境内絵図」は鎌倉時代の後期に作られたもので、大和絵の画法を示し、おそらく嘉暦年中(1326年~1329年)に再興された後の姿を伝えるものであろうと思われる。図の中には長門国府周辺の状況も併せ記されており、注目される。
「忌宮神社文書」は、長門国二宮である忌宮神社の文書で、平安時代から江戸時代までの神社の様子を伝えています。また、忌宮神社の境内絵図は鎌倉時代に描かれたもので、ひじょうに古いものです。
忌宮神社文書 (三七二 通)
附 忌宮神社記録
忌宮神社境内絵図 (著色)
古文書
昭和53年6月5日(文部省告示 第131号)文42号
下関市長府宮ノ内
宗教法人 忌宮神社
平安時代~江戸時代
[武内大宮司家旧蔵文書] 7巻
巻名/名称/通数
1/嘉暦2年6月12日長門探題御教書他/23
2/天文5年閏10月18日大内家奉行人連署奉書他/26
3/6月8日毛利隆元書状他/25
4/8月3日佐世元嘉書状他/24
5/建武元年3月29日沙弥崇西二宮社領安堵状他/22
6/正和元年7月9日長門探題御教書他/32
7/5月15日大内持世書状他/39
[忌宮神社伝来文書] 23巻 15冊
番号/名称/装/数量
1/永満 (萬) 2年2月5日二宮社領堺證文案他/巻子/2通
2/永仁3年8月5日関東御教書他/〃/2〃
3/延慶2年11月7日関東御教書他/〃/10〃
4/建武元年7月4日長門国宣他/〃/9〃
5/暦応5年2月13日長門国宣他/〃/9〃
6/長禄3年2月25日二宮法度条々他/〃/5〃
7/応長2年3月20日関東御教書他/〃/9〃
8/嘉吉3年8月9日大内家奉行人奉書他/〃/8〃
9/正和元年7月21日二宮社梵鐘銘文写他/〃/18〃
10/文明13年卯月長州八社五堂神事出仕注文/〃/1〃
11/文明13年6月二宮神事注文/〃/1〃
12/二宮社官人数注文案他/〃/22〃
13/天正9年7月3日二宮神事風流・能法度他/〃/11〃
14/天正16年5月28日二宮社領米定書/冊子/1〃
15/天正16年後5月29日二宮御灯明打渡坪付他/巻子/7〃
16/文禄3年極月28日神光寺住持職補任状案他/〃/20〃
17/長門国二宮縁起 (2種)/〃/2〃
18/寛永11年壬7月28日二宮遷宮買物注文/〃/1〃
19/寛永13年卯月5日二宮神領坪付/〃/1〃
20/寛永13年卯月二宮社僧尊海訴状他/〃/14〃
21/寛文5年6月16日二宮仮殿造営願/冊子/1〃
22/寛文9年3月8日二宮仮殿造営材木覚書/〃/1〃
23/寛文11年3月二宮再興棟札写/〃/1〃
24/寛文11年7月21日二宮御遷宮次第/〃/1〃
25/一二両社御斎神事諸入目米割符定帳/巻子/1〃
26/宝永7年2月15日二宮支配神社覚/冊子/1〃
27/享保8年8月二宮葺替遷宮并末社扣/〃/1〃
28/二宮末社年中行事付立/〃/1〃
29/二宮社外四方大略/〃/1〃
30/二宮古代放生会大略/〃/1〃
31/二宮本社末社往昔社殿大尺略記/〃/1〃
32/享保2年二宮造営由緒回禄年数大略/〃/1〃
33/印内天社神縁起/〃/1〃
34/正八幡神功皇后稚桜宮般余記文/巻子/1〃
35/延享元年12月26日二宮本社并末社遷宮渡物覚/冊子/1〃
36/年末詳10月二宮御祭事調申状/〃/1〃
37/元禄13年5月二宮正面額寄進覚他/巻子/17〃
38/長府毛利匡芳雄剣竜蹄寄進状他/巻子/10〃
〔忌宮神社境内図〕 紙本著色 縦 100.8cm 横 101.8cm
(忌宮神社文書) 二八巻
三冊
(忌宮神社記録) 二巻
一二冊
(忌宮神社境内絵図) 一幅
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