山口県の文化財

民謡ライブリー

民謡概要

民謡名称

亥の子歌

民謡名称(よみがな)

いのこうた

市町村

宇部市

旧市町村

宇部市

分類

祝い歌

伝承地

宇部市東岐波 花園

伝承者

明治38年(1905年) / 男

明治36年(1903年) / 男

明治42年(1909年) / 男

明治33年(1900年) / 男

明治42年(1909年) / 男

歌詞

うたのはじめはヤハーエー
アラ やっとこせ よいやな
一には京都の清水(きよみず)さまよ よいとこな
二には二宮尊徳先生 よいとこな
三には讃岐(さぬき)の金毘羅(こんぴら)さまよ よいとこな
四には信濃(しなの)の善光寺さまよ よいとこな
五つ出雲(いずも)の大社(おおやしろ)さまよ よいとこな
六つ昔の人丸さまよ よいとこな
七つ奈良の大仏さまよ よいとこな
八つ八幡(やわた)の八幡さまよ よいとこな
九つ高野の弘法大師 よいとこな
十ではところの氏神さまよ よいとこな

松前とのさま にしんの茶漬(づけ) よいとこな
娘十七八ちゃ蝶々(ちょうちょ)がとまる よいとこな
餅(もち)は見せても いかい方がよいよ よいとこな

〈はやしことば〉
いのこ餅をついて
つかんというて
食わせんものは
鬼をうめ 蛇(じゃ)をうめ
角のはえた子をうめ

(注) 
農作物に被害を与えるモグラを退散させるためとの伝承があるが、一方で農作物収穫感謝祭の要素もあるという。
歌の終りの悪口は特にサービスの悪い家ではやす。
いかい…大きい