ことば遊び歌
ことばあそび
山口市
山口市
子供の遊びと童歌
山口市鋳銭司
大正11年(1922年) / 男
(尻取り歌)
うさぎさ うさぎさ なして耳が長いか
ひもじゅうて長いよ
ひもじけりや田をつくれ
田をつくりゃ泥がつく
泥がつきゃ洗え
洗やひやい
ひやけりゃあたれ
あたりゃあつい
あつけりゃしりどけ
しりどきゃ尻がいたい
尻がいたけりゃ円座をしけ
円座しきゃのみがかぶる
のみがかぶりゃとれ
とりゃたいがたい
たいがたけりゃ法事をせい
法事をしょうにゃ米がない
米がなきゃ田をつくれ
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(曲名不詳)
高野の弘法大師が
この子を抱いて粉を食って
この子の目に粉がはいて
はあ粉を食うまあやあ のうこの子や
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(土あそびの歌)
かまつくろかまつくろ 石より金よりかとなれよ
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(小指を使って約束する時の歌
ゆびきりかんきり)
ゆびきりかいきり
紺屋のおばさが
棚からほろけて死んじゃった
畳千枚紙千枚
針のみみどをくぐるが大事
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(手まり歌)
むかいの山へ猿が三匹おったげな
前の猿も物知らず
後(あと)の猿も物知らず
道の中の小猿がものをよう知って
日本国中歩いて
野中の道でいわしの頭をひろうて
焼いて喰うても塩からし
煮て喰うても塩からし
あんまり塩がかろうて
前の川へとびこんで
水をごんごんのんだらば
あんまり腹がふとうて
鐘つき堂へ上って
鐘をごんごんついたらば
和尚さは泣きゃある
小僧さ笑やある
泣きやんな笑やんな
四日の市でぴいぴい買うて 進上よ
一モクニモク三モク桜
桜の枝にぴいぴいつけて進上よ
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(子守り歌)
お子供衆お子供衆 花を折りに行きやらんか
どこ花かどこ花か 地蔵の前の桜花
一枝折りゃぱっと散り 二枝折りゃぱっと散り
三枝めにゃ日がくれて 後へも先へも行かれいで
西の紺屋に宿とろか 東の紺屋へ宿とろか
道の中の殿様紺屋に宿とって 畳はせまし夜は長し
暁起きて空見れば ちんこのような星様が
銚子盃手にもって これや誰かにさそうか
忠兵衛どんにさそうの 忠兵衛どんのおさかなは
白うじ赤うじまだらうじ 赤だかはてのこまてうじ
(注)
ほろけて…落ちて
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