山口県の文化財

民謡ライブリー

民謡概要

民謡名称

南条踊(盆踊歌)

民謡名称(よみがな)

なんじょうおどり(ぼんおどりうた)

市町村

岩国市

旧市町村

岩国市

分類

舞踊歌

伝承地

岩国市横山・川西・錦見

楽器

太鼓

伝承者

明治39年(1906年) / 男

歌詞

めでたき御代(みよ)のお庭のかかり
黄金の蔦(つた)が舞いかかる、舞いかかる

ヤー
淀川の深き底なる鯉鮒(こいふな)を
袖をもぬらさで捕るがふしぎや捕るがふしぎや
ヤー
音に聞えし吉野の桜、いざやうとして
花を見に行こう 花を見に行こう エイサー

ウンヤー
淀の川瀬の水車(みずぐるま) 水車(みずぐるま)
誰を待つやら誰を待つやら くるくるとくるくると


つつじ椿は山照らす ヤー
花の千松ヤーレー御所照らす

ヤー

播磨(はりま)の書写の書写山寺の御稚児(ちご)の出立
ヤー今朝こそ見たれヤー
京編笠にヤー四年切りかけてヤー
お顔に月の ンヤー ほのぼのと ハンヤーサー
お顔に月の ンヤー ほのぼのと

ヤー
宮島の弥山(みせん)の空の宵時雨(よいしぐれ)
濡れてや鹿が一人行くらむ 一人行くらむ
一人行くらむ 一人行くらむ
おんじやれ 若衆御暇申す
明年参ろう また参ろう サー
明年参ろう また参ろう サー
明年参ろう また参ろう サー

(注)
南条踊は天正六年伯耆国羽衣城主南条元続を討った際の風流を伝えたといわれる。勇壮活発興趣あるおどりである。