山口県の文化財

民謡ライブリー

民謡概要

民謡名称

ねばり挽うた

民謡名称(よみがな)

ねばりびきうた

市町村

岩国市

旧市町村

美川町

分類

作業歌

伝承地

美川町

伝承者

明治43年(1910年) / 男

明治35年(1902年) / 男

大正08年(1919年) / 男

歌詞

ねばりゅ挽くときゃ
泣く泣く挽いたがヨー
箸に団子をさしゃヤンデ
うたごころヨー

ねばりゅ挽くのは
一夜(いちや)もいやじゃヨー
姉さ袖ならヤンデ
十夜(とや)も挽くヨー

寺に参るより
ねばり挽きゅなされヨー
ニ升と三升挽きゃヤンデ
五升(後生)になるヨー

ねばりゅ挽くのにゃ
挽きよがござるヨー
小脇すかしてヤンデ
挽きゃかるいヨ

(注)
当地方では粉を挽く石臼のことをねばり臼といっている。そして、米を搗いたときにできるくず米をこのねばり臼で挽き、わずかの餅米をまぜて餅にしたものをねばり餅といった。