大津絵節
おおつえぶし
平生町
平生町
新民謡
平生町
明治31年(1898年) / 男
おいおいおやじ殿
その金こっちゃに貸しておくれんノー
与一べえはびっくり仰天し
いやいや金ではござりませぬ
娘めがしてくれた用意用意の握りまま
どれどれお先に参じませ
やれやれしぶといおやじめと
抜きはなち何の苦もない一うちに
命と金とのアンガイ別れが
勘平(かんぺい)の二つ玉 ドンドン
昔ゃ早野勘平なれど
今じゃししうち勘平
しし(志士)の出る穴うたずばイヤなるまい
あのや達磨(だるま)様のおなかが空いたとて
かりじゃ町の宿側にひょろけこんで
寿司(すし)を一杯二杯三杯と
そうこう言う間にゃ五六杯
とは皆みなびっくり仰天し
もしもし達磨さん
寿司のおあしはいかがでござんすか
聞いて達磨さんも後に向いて
大きを目玉をくるりと出して
達磨におあしがあるものか
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