山口県の文化財

民謡ライブリー

民謡概要

民謡名称

島地餅搗歌

民謡名称(よみがな)

しまじもちつきうた

市町村

山口市

旧市町村

徳地町

分類

祝い歌

伝承地

徳地町島地市

伝承者

明治28年(1895年) / 男

歌詞

これがこの家の始めの臼じゃノー
祝えめでたからやりまするションガーエー

祝えめでたの若松様はノー
枝が栄えて葉が茂るションガーエー

あまり栄えてお庭が暗いノー
暗きゃ下ろしゃれ一の枝ションガーエー

一の枝より二の枝よりもノー
三の小枝が蔭をなすションガーエー

蔭をなすとも下ろしはすまいノー
末は鶴亀五葉の松ションガーエー

鶴と亀とはどういうて話すノー
お家ご繁盛(じょう)というて話すションガーエー

ご繁昌とお家ノー
お家ご繁盛というて話すションガーエー

阿波で妻もち讃岐に住めばヨー
うずらどりかや恋しションガーエー

あなた百までわしゃ九十九までノー
共に白髪のはえるまでションガーエー

関の女郎衆は親切者じゃヨー
雨も降らぬに傘(かさ)くれたションガーエー

カサはカサでも柄のない瘡(かさ)じゃノー
いずれお医者の手にかかるションガーエー

お医者さまでもはりま(有馬)の湯でもヨー
惚(ほ)れた病いは治りゃせぬションガーエー

惚れた病も治せば治るノー
好きをお方と寝りゃ治るションガーエー

これがこれのしまいの臼じゃノー
臼にあぶらを上げましょうよションガーエー

旦那大黒お方はえびすノー
残る子供衆福の神ションガーエー