山口県の文化財

民謡ライブリー

民謡概要

民謡名称

手まり歌

民謡名称(よみがな)

てまりうた

市町村

山口市

旧市町村

徳地町

分類

子供の遊びと童歌

伝承地

徳地町三谷梶畑

伝承者

明治29年(1896年) / 女

歌詞

西の部屋から出る鳥は
おんどりめんどりつんばくろ
ホーライホーライはうひろて
そうそうれんげの木の下に
たたみを千枚敷きならべ
こがねのこじろを呼び寄せて
ととさんどこへか金山に
金山くずして蔵建てて
蔵の前へ松植えて
松のこがねへ田作れ
おっぱいホーホが三羽おる
一羽のホーホは立って鳴く
一羽のホーホは伏して鳴く
一羽のホーホの言うことにゃ
今日は一日親の日じゃ
明日は天下へ参ろうの
チョイト千(せん)ついた
ゆんや(夕べ)ござった花嫁女
金襴(らん)座敷になおらせて
絹(きぬ)や小袖を縫わすれば
ホーロリホーロリとお泣きゃんす
何が悲しゅうてお泣きゃんす
何も悲しゅうはないけれど
わたしの弟千松が
七ツ八ツから金山に
金を掘るやら死んだやら
一年待ってもまだ見えん
二年待ってもまだ見えん
三年三月に状が来た
状の裏書を読んで見りゃ
上にはビョウビョウ白小袖
下にもビョウビョウ白小袖
チョイト千(せん)ついた

※音声では部分的に歌われてない箇所あり。