遊び歌
あそびうた
下関市
豊浦町
子供の遊びと童歌
豊浦町室津下
明治37年(1904年) / 女
上の山に 猿が三匹通る
いっちの中のコン猿が
ようものはじけて 子どもたち
子供たち花折りに 行きゃあらんの
花はなに花 地蔵の前の桜花
一枝折っては パッと散り
二枝折っては パッと散り
三枝のサコから 日が暮れて
西ょう(を)向いても 宿がなあ
東ょう(を)向いても 宿がなあ
空(あき)ねのこうやで 宿借って
暁起きて 空見たりゃ
稚児(ご)のような ケーセイが
紫ちょうちん てりすえて
どこへ行くかと 聞いたらば
オバウが方へ酒買いに
さかなは何かと 問うたらば
白ウジ 黒ウジ 赤ばウジ
赤ばがさこから チンチロリンチンチロリン
なして首よう(を)かたぐか
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