一般向け 説明 | イブキはヒノキ科の常緑高木。恩徳寺は下関市豊北町神田の肥中漁港近くの小高い丘の上にある。結びイブキは恩徳寺の境内にあり、高さ6m、目の高さの幹周り3.4mの巨木。地上2mのところで多くの枝に分かれ、南東側の枝がよく伸びて地面に着きそうになっている。地上約2.5mで、多数の枝が互いにからみあい、一部はくっついて塊状になっていて、珍しい樹形をしている。本堂前には幼樹ニ本が植えられている。 イブキは本州、四国、九州などの日当たりのよい沿岸地に自生する。また、庭園樹として各地に植えられるが、成長はやや遅い。 恩徳寺は、1529年(享禄2)大内義隆夫人花の方が建立した。寺の由来を記した書物には、寺を建立した当時、すでに周囲約1.5m、高さ約4.5m、枝葉は前後左右に相結びて四方に伸ばし、その面積は33㎡に及んでいたと記してある。 |