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文化財の概要コンテンツ

文化財名称おおうちけかべがき
大内家壁書
指定県指定
市町下関市区分有形文化財時代室町時代
一般向け
説明
 大内家歴代が発布した法令を収録した法令集。「大内氏掟書」とも言われる。「大内家壁書」には3系統・13種の伝本が知られているが、長府博物館所蔵本は、大内持世・教弘・政弘・義興時代、1439年(永享11)から1496年(明応5)までの法令80編が収められた「永田本」系統のものである。長府博物館所蔵のものは、奥書等がないため製作者や製作年代がはっきりしないが、文字の書き振りから、桃山時代から江戸時代初期にかけての時期に書き写されたものと考えられている
 大内氏の領政を庶民の統制、軍事警察、商業金融、交通・宗教など、いろいろな分野にわたって知ることが出来る資料で、領国内各地から山口(大内氏の館があり、政治の中心地であった)までの所要日数、川の渡し賃、夜中の往来での禁止事項など興味深い記述を数多く含む。
小学生向け
説明
 「大内家壁書」は、山口を本拠として中国地方西部一帯を支配した大内氏が定めた法令をあつめたものです。「大内氏掟書」とも言われます。
 「大内家壁書」にはいろいろな種類のものがありますが、長府博物館に所蔵さているものは、大内持世から大内義隆までの時代(1439年~1529年)に出された法令がまとめられています。大内氏の領内における政治の仕組みに関して、いろいろなことが分かる資料です。作成された年などは記されていませんが、桃山時代から江戸時代初期ころ書き写されたものと考えられています。
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