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文化財の概要コンテンツ

文化財名称しょうがんいんていえん
松巖院庭園
指定県指定
市町岩国市区分記念物時代江戸時代
一般向け
説明
 松巖院は岩国市藤生町の標高100mの傾斜地にあり、江戸時代初期の創建である。庭園は二つあり、中心は本堂南側に広がる石組みと植え込みをした庭園の方である。こちらは築山を取り巻くように池を掘り、石で組んだ滝を中心とする。滝は庭に降り池の岸に立って初めて見ることができ、散策しながら鑑賞する庭の要素も強い。滝の水は背景の山地より流れ落ち、蛇行しながら池に注がれる。池には四つの石橋が架かかり、護岸の石組みも優れている。
 山門から本堂の前にかけては、ソテツの寄せ植えをした平庭(ひらにわ)式山水庭園がある。スギゴケが一面に敷かれ、低い土塀越しに視界が開け、瀬戸内海が眼下に見下ろせる。
 1855年(安政2)に書かれた文書に、19世紀前半(文化~天保年間)、住職の月渓(げっけい)自らがつくったことが書かれていて、作庭時期と作者が明確な庭園として、極めて価値が高い。
 境内近くには、二宮佐渡守の墓や陶晴賢の供養塔があり、中世末の歴史に興味をそそる。
小学生向け
説明
 松巖院は、岩国市の、海に面した標高100mの山すそにあり、江戸時代初めごろ建てられたお寺です。庭園は二つあり、中心は寺のお堂の南側に広がる庭園で、築山(つきやま)を取り巻くように池をほり、石を組み、木を植えています。山門から本堂の前にかけては、スギゴケが一面にしかれ、ソテツを寄せ植えしてあり、低い塀の向こうに瀬戸内海が見下ろせます。19世紀前半、住職の月渓(げっけい)自らがつくった庭園で、つくった時期と作者が分かっているきわめて価値が高い庭園です。
画像<松巖院庭園>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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