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文化財の概要コンテンツ

文化財名称しほんぼくがたんさいじょうふくじがらんず
紙本墨画淡彩乗福寺伽藍図
指定県指定
市町山口市区分有形文化財時代室町時代
一般向け
説明
 乗福寺の境内を正面から北に向いて描いた絵図。縦213㎝、横84㎝で、縦5枚、横3枚、合計15枚をつなぎ合わせた紙に描かれている。周辺の景観(前景の樹木や背景の山林)は絵画的、中央の伽藍(建物)配置は絵図的、伽藍建築は設計図的な特徴を持っている。製作者や製作年代は不明であるが、描かれている建物の様式などから、室町時代に創建当初の伽藍を描いたものと推察されている。大内時代の禅林(禅宗寺院)隆盛と伽藍配置を伝える歴史資料として他に類例がない。乗福寺は、1312年(正和1)に大内重弘が創建したと伝えられる臨済宗の由緒ある古い寺であるが、大内氏滅亡後は衰え、塔頭の一つであった正寿院が寺名を受け継いで今日に至っている。
小学生向け
説明
 乗福寺の境内を正面から北に向いて描いた絵図です。縦に5枚、横に3枚をつなぎ合わせた縦 213㎝、横84㎝の大きさの紙に描かれています。室町時代に、寺が初めて建てられたころの伽藍(建物)を描いたものと考えられています。大内氏が栄えた時代の禅宗寺院が盛んになった様子や伽藍配置などを伝えるものとして、他に例のないものです。
画像<紙本墨画淡彩乗福寺伽藍図>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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