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文化財の概要コンテンツ

文化財名称いわいしまのけぐわ
祝島のケグワ
指定県指定
市町上関町区分記念物時代
一般向け
説明
 ケグワはクワ科の落葉性高木。祝島は上関町長島の西南西の周防灘に浮かぶ小島で、面積は7.69km2、最高点は標高357.4m、平地がほとんどなく急な斜面で海に接する。海岸部を除いて、約1200万年前に噴出した安山岩からなる。
 島の樹林は原生林に近いものはほとんど認められない。ほとんど二次林であり、ヌルデ、センダン、ハゼノキが多い。島の西部の北海岸近くの谷間にケグワが群生しており、県下で例を見ない。最大ものは、根元の周囲3.9m、目の高さの幹周り3.15m、高さ35m、枝張り40m、地上2.5mのところで三つに枝分かれする。分かれた部分の枝の周囲は1.7m、1.1m、1.5mで県内では最大の巨木である。樹勢は中位で、多少虫害を受けている。1991年(平成3)台風19号によって枝の一部が折れ、原形を損ねているが、新しい枝も出てきている。
 ケグワは瀬戸内海に多く分布し、本県では海岸部で見られる。朝鮮半島にも見られる。
小学生向け
説明
 ケグワはクワ科の落葉高木(冬に葉を落とす背の高い木)。祝島は周防灘(すおうなだ)に浮かぶ島で、平地はほとんどありません。海岸部をのぞいて、約1200万年前にふん出した火山岩からできています。島の林にはヌルデ、センダン、ハゼノキが多く、島の西がわの海岸近くの谷間にケグワが群生しています。もっとも大きいものは、根元の周囲3.9m、高さ35mです。これはケグワとしては山口県内でもっとも大きな巨木でしたが、1991年(平成3)台風の被害をうけ元の姿は失われましたが、新しい枝が出て回復しつつあります。
画像<祝島のケグワ>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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