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文化財の概要コンテンツ

文化財名称しほんぼくしょへいけものがたり(ながとぼん)
紙本墨書平家物語(長門本)
指定国指定
市町下関市区分重要文化財時代室町時代
一般向け
説明
 平家物語は、平家一門が隆盛を誇った時期から壇ノ浦で滅んでいくまでの様子を書いた軍記物である。平家物語には多くの種類があるが、本書は安徳天皇の冥福を祈るために営まれた壇ノ浦の阿弥陀寺に伝えられたもので、国名をとって長門本と呼ばれる。
 平家物語は初め6巻であったらしいが、琵琶の伴奏でひき語りされて広まるにつれ、内容が増えて普通本で12巻となった。これに対し長門本は20巻と分量が多く、また、内容的には「源平盛衰記」48巻に類似する点が多い。「源平盛衰記」が成立する途中の段階の特異な存在として位置づけられるものである。
 書写の時期は室町時代であるが、原本が成立したのは鎌倉時代末期を下らないと考えられている。昭和20年、空襲による火災で傷んだ事が惜しまれる。
小学生向け
説明
 平家物語は、平家がさかえたときからほろんでいくまでの様子を書いた物語です。
 この本は安徳天皇の霊をとむらうために建立された壇ノ浦(だんのうら)の阿弥陀寺(あみだじ)におさめられ、昔の国名をとって長門本といわれました。
 平家物語は普通本で12巻であるのに対し、長門本は20巻と分量が多いのが特徴です。
 昭和20年の空襲による火災で傷んだことが惜しまれるところです。
画像<紙本墨書平家物語(長門本)>縮小画像(オリジナル画像表示リンク)

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